もったいないオバケ | flighty life

もったいないオバケ

ハイチの地震のニュースは見れば見るほど痛々しいのに、
遠く離れた日本から一体何ができるだろうかと考えることしかできないまま
あたしはオフィスでコピーに失敗した紙をシュレッダーにかけた。

日本は、あたしがかつて住んでいたカナダに比べて無駄が多いなって思う。
シュレッダーにかけられた紙は、別にリサイクルされるわけでもなく、
ただゴミの日に捨てられるんだよね。
身近なところにいるアメリカ人は、「当然でしょう。ゴミだもん。」と言う。
なんとなくそんな日常に違和感を感じながらも、
やっぱりあたしも大したことはせずに毎日を過ごしてしまっている。
そのわりに、オフィスの中では結構な『エコ野郎』に見えるらしい。

あたしが住んでいたトロントは、東京に比べるとリサイクルの意識がはるかに高い。
そして、わりとそれが普通。
中でも特に意識の高い人は、意識の低い人をオフィス内で
「それはリサイクル行きだろう!」と叱りつけていたりする光景もしばしば。
そういう場所に住んでいたから、あたしも普通にリサイクルをすることが
”普通”のこととして考えられるようになったのだろう。

何か災害がどこかで起きても、起きなくても、人々は不必要なものを寄付できる場所を知っていた。
街の古着やさんに着なくなった服を持っていくのも普通のことだったんだよなぁ。
その箱のこと、なんて言うんだったっけな?何とかボックス。オアシスボックス?
なんだか面白い名前だった。


flighty life-mottainai

なんとなくそんなことをぼんやり考えていたら、昔阪神大震災の時に
ウチのバァさんが毛布やらタオルやらを大量に寄付していたのを思い出した。
狭い我が家のどこにそんなにあったのか、「もらったけど使わないからもったいない。」
そう言いながらどこかに持って行っていたな。
ウチのバァさんはとにかく「もったいない」が口癖。マータイさん か!?っていうくらい。
きっと死んだらもったいないオバケになるに決まってる!
ちょっとでも使えそうなものは捨てない。
だから狭い家がますます狭くなるって家族は怒るけど、
実際あたしもバァさんがとっておいたウン十年前のバッグのレトロ感が気に入って使ったりしたし、
一見価値のなさそうなものだって、使い方や使う人によっては価値あるものに変わったりするんだわ。
リサイクルだって、ハイチの地震のことだって、
自分ができそうなことから意識して始めれば、
もっとそういうことがしやすくなる東京になるのかなーと思う今日この頃。


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写真は、北青山にある熊野神社の向かいの電柱。
ついこの前まで『青山キラー通り』って書いてあって、
キラー通りは外苑西通りじゃないのか!?っていつも思ってたのに、
最近久々に通ったら『もったいない』に変わってた。