夜になるまえに / レイナルド・アレナス | flighty life

夜になるまえに / レイナルド・アレナス

あたしは自分の仕事をやりつつ、平日は小さな会社に常駐しながら
いろんなことを学び、働いている。
本来は自分の仕事に専念したいけど、まだまだあたしの力が足りないから。
ところが、最近平日の仕事が日増しに忙しくなり、年末に向けて地獄のようなスケジュールが待っている。
一緒に仕事をしているクリエイター君から午前3時にデータが届き、
それのフィードバックと修正版を返して夜が終わり、数時間後は出社。
そんなのもいいじゃないっ!なんか、頑張ってる感じってカンチガイしとけばいいじゃないっ!
そんな風に自分に言い聞かせながらの日々が続いている。
当然夏休みなんかナシ。
でもそんなのはカナダにいた頃からそうだったんだから、何も変わらないっちゃ変わらない。

だけどね、やっぱり日本にいると刺激が足りない。
刺激が足りないなんて言い方は誤解を招いてしまうと思うけど、視野が狭くなる。

そんなことを考えていたら、去年キューバから帰ってきたあとに読んだ本を思い出した。

夜になるまえに/レイナルド アレナス
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死を目前にした、キューバの作家の自伝。
この人が経験したような人生って、日本人にはちょっとリアルに想像できない。
あたしは、キューバという国 をこの目で見て、
自分の育った環境や常識との違いに驚いた後にこの本を読んだ。
彼の生きたキューバに比べたら、あたしの見たキューバはパラダイスのように見えた。
もっとも、あたしが滞在した場所が、キューバの中に創られた観光客向けの楽園だったこともあるのだが。

当時のキューバでゲイである作者が、文章で自由な表現をするってどんなことだったろう。
彼が投獄されたときの気分を、本に書かれてた文章から
あたしはどれほどリアルに読みとれただろう。
自分が若くしてエイズになり、死を待っているときの気分ってどんなだろう。

そんなことを考えながら、あたしはいつものように仕事を家でやっつけつつ、
アメリカにいる若くしてガンにかかってしまいながらも、
今も元気?に日々暮らしている友達のことを思う。


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