Runaway Love
最近は今までのカナダ生活の中で一番音楽に囲まれている。
というのも、引っ越ししてからインターネットとケーブルテレビを契約する時に
ケーブル会社に
「今ならプロモーション中だから4ドル増しで好きなジャンルの番組が見放題よ!映画とか!」
などと言われるままに契約したからなんだけど。
関係ないけど、やたら映画関係を勧められた。
さすが、映画好きが沢山いるトロントなだけある。
もともとテレビっ子じゃないから、ケーブルなんてもんはニュースと天気と音楽で十分。
ここで見られる音楽チャンネルもBETがたまに面白いくらいで他は大した事ないんだけど・・・。
一つだけ、Much ViveというブラックミュージックのPVが新旧問わず
ただひたすら流れつづける番組がある。
まぁ、じっくりテレビにかじりつく事のないあたしは
それを流しながら他のことをやってる。
お!懐かしい!なんて曲もたまに流れるからたまに面白い。
もちろん、今流行りのヤツはこれでもかってくらい、うんざりするほどヘビロテ。
そんなヘビロテの中でもちょっと目に止まったのが
- Ludacris
- Runaway Love (詳細はタイトルかジャケットをクリックしてね)
そうそう!この前グラミーでもMaryとLudacris二人でパフォーマンスしてた。
うちの同僚のヒップホップやソウルも好きなロック野郎は
Mary J. BligeもLudacrisも全然好きじゃなかったけど
あのパフォーマンスで好きになっちゃったらしい。
初めてこの曲のPVをテレビで見たとき、
歌詞の中にあるように、なんて世の中は残酷なんだろうって思った。
歌の中の登場人物は9歳、10歳、11歳の3人の少女。
母親がドラッグ中毒だったり、
継父に虐待され、唯一の理解者だった友人がある日ギャングの抗争の凶弾に倒れ、孤独になってしまったり、
不注意で妊娠してしまったけど相手も子供だし、かといって堕胎のお金もない。
そんな悲しい境遇におかれた少女達のこと。
(実際に歌詞をみたわけじゃないのでアヤシイけど、そんなことを歌ってると思う。)
日本人にとってはあまりなじみのないことかもしれないけど、
ここ北米では深刻な社会問題のよう。
よくこういった問題を抱える人のための施設などの広告も見かけるし・・・。
歌詞の中で二番目に出てくるLil' Nicole(あたしにはそう聞こえる。)もそうだけど、
虐待されて先生が気付いて問いただしても
子供なりに気を遣ってか、適当にごまかしちゃったりして
本当のことをなかなか他人に言えないもんなんだね。
ちなみに、ここカナダでは子供を叩いたりするのは軽くても違法。
グラミーでこの曲のパフォーマンスを見ていたとき、友達の一人がこんなことを言った。
「こうやって社会的なことを歌うってエライ。」
もう一人の音楽をやってる友達はこんな事を言った。
「そんなもん、金や。」
あたしはこう思った。
そりゃ、もちろん職業なんだからお金かもしれないけど、
公に出られる立場を利用して、こうやってメッセージ性のある歌を歌って
世の中に訴えかけるってことはいいことなんじゃないかしら?
普段考えもしない事を考えるきっかけになるんじゃないかしら?
Much Viveでこの曲が流れると、
必ず最後に子供のためのチャリティー機関の広告が出る。