いつもと違う日曜の午後
週末はいつも我が家には友人が集まる。
勝手に集まって、みんな勝手に楽しんで、明け方に帰っていく。
不健康だけど、とっても健康な楽しいひととき。
よくも毎週毎週飽きないものだ。
そんなもんだから、すっかり疲れた私は
日曜日になるとくたくたで、いつまでも寝ている。
午前中に動き出すことはほとんどない。
先週の日曜日はいつもと違った。
知人から日系文化会館という所でアジア祭りなるものがあるということで
タダ券をもらった。
アジア祭り?
なにそれ?
ってことで、とりあえず早起きして友達と行ってみたのだ。
3年以上前に行ったことはあるが、
建物の中に入ったのは初めてだった日系文化会館。
入り口から日本だ。
中では、アジア各国が民芸品や食べ物を売り出していて、
なんとなく文化祭のような雰囲気。
日本は着物まで売っていた。
数ある国の中から台湾料理とインド料理を選んで
友達とわけて食べることにした。
そこら中アジア人だらけ。テーブルが開いていないので、
孫を二人連れたアジア人のどこかで見たようなおばあちゃんに相席を英語でお願いした。
流暢な英語を話す、見た目は日本人と変わらないおばあちゃん。
孫とも会話は英語だ。
そこに、おばあちゃんの旦那さんが現れた。
その人は、私と友達の会話を聞いて日本語で話し掛けてきた。
「あんたたち日本人?」
私たちは「そうです。」と答えると、おじいさんは自分が移民してきて50年と語り始めた。
どこかで見たことのあるおばあさんはカナダ生まれだそう。
今でも日本語の先生をしているらしく、日本語もとてもきれい。
私たちの世代よりも確実に文化を大切にしているような気がした。
私と同じ年くらいの日本人移民は、
子供の日本語教育 に苦労していると聞く。
食事を終え、また別の日系人の友達を見つけた。
彼は日本人だけど日本語を全く話せない。
彼の家族にも会った。誰も日本語を話さない。
そんな不思議な空間をあとにし、
私たちは帰路へ着いた。
途中、友達と日本のケーキ屋さん”ラ・バンボッシュ” へ寄ったり、
先日、仕事中に偶然見つけたかわいいビーズ屋さんによってみたりした。
そこで、ふと過去に見た新聞のニュースを思い出した。
あの、どこかで見たことあるようなおばあさんは
トロントの日本語教育第一人者、田中登志枝さんという人だ!
バンクーバー生まれでありながら、日本に留学をして
トロントへ渡り、日本語教師になった人。
トロントへ渡った時は第二次世界大戦が終わった直後で、
日系カナダ人が日本人であることを隠すような生活をしていたという。
今年の一月に彼女はトロント領事館にて表彰も受けている。
現在82歳だそう。
ああ、もっといろんな話を聞いてみればよかった。
トロントはいろんな人に出逢う場所である。
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