ラマダーンとは?
先週末からイスラム教の断食が始まった。
私はてっきりラマダーン=断食の儀式と思っていたのだが、
どうやらラマダーンとは単なる月の名称らしく、断食を指す言葉ではないそうだ。
何で突然こんなことを書いたのかというと、
仲のいい上司がイスラム教徒で、断食をしているからである。
日本にいた頃は、イスラム教自体が身近ではなかったので
あまりどういうものか知らなかったが、
ここは移民の国カナダ。
そりゃあ、たくさんムスリムの友達もいる。
イスラム教というのは、なんとなく厳しいイメージがあったのだが、
どうやらそうでもないらしいことがカナダに来てわかった。
上司は、カナダに移民してからイスラム教徒になった。
本人はそんなに厳しくしていないというが、
豚肉も一切口にしないし、肉も自宅で食べるものは全てハラルミートと呼ばれる
イスラムで食べることが許された肉だけだと言う。
ガムやアメなども、原料にゼラチンなどが入っていると食べられないのだそうだ。
(なので、うっかり買ってしまった食べ物をよくくれる。)
そんな彼女も今は断食中で、日没まで飲み物さえも飲めないのだ。
なんとなく、彼女の前でランチを食べたり、コーヒーを飲んだりするのが
申し訳ないような気持ちになるのだが、
きっと彼女にしてみたら、理解していない者にそんな風に気を遣われる方が失礼なのかもしれない。
一方で、イランで生まれ、10代までイランで育った生粋のムスリムの友達がいる。
彼は料理が大好きで、みんなも彼の作る料理が大好きだ。
ある日、いつもご馳走になってばかりなので、彼を我が家に招待したことがある。
なんと、この日のメインは相方が見つけてきた特売のでっかい豚肉!!
友達をたくさん呼んで、豪快にオーブンで焼いてしまおう!という予定だった。
しかし、ここにはムスリムの友達が!!!
そこで、失礼を承知で「あなたムスリムよねぇ・・・?」
と、おそるおそる聞いてみた。
基本的に宗教の話はタブーである。
すると、彼はあっけらかんと「うん。僕は生まれてからずっとムスリムだ。」
私は続けて、「あなたはお酒もじゃんじゃん飲むけど、豚は無理よねぇ・・・?」
と聞くと、
「いや、僕はムスリムだけど、そういうんじゃない。」
そういうんじゃないって、どういうこと??(@_@)
困惑している私を見て、彼が笑いながら続けた。
「僕は豚肉が大好きだ!!ポーク最高!!」
ええええええええ!!!??
そうか、「そういうのじゃない」ってのは、
私の先入観を察して言った言葉だったのか。
しかし、イスラム教の何たるかを知らない私としては
どんなに厳しくしないでいても、食べてはいけない物は
一番守らなくてはいけない事のような気がしていた。
彼は酒が大好きだけれども・・・。
いや、しかし、よくよく考えてみると、
そもそもどの宗教にも一番大切なのは信仰する気持ちなのだろう。
こんなことを考えるようになったのもカナダに来てからだ。
日々学ぶことは多いし、知らなかった物事を認め、世界観も視野も広がる今日この頃だ。
ところで彼は今、断食をしているのだろうか???
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