ラッキー15歳♂は 息をひきとりました
夜の11時ころのことです
同じ空間に居ながら 間際をわからなくて
気づけば 息をしてなく
名前を呼びながら 起こそうとしたとき
脱糞の痕跡を見つけ
死んだ?まさか うそでしょ?
身体をゆすると 温かさと 柔らかさが感じられ
今しがたに 息を引き取ったのだと思いました
不思議と 涙は 出ませんでした
大量に水を飲み 尿の量も多く
これは 変だ
検査の結果 糖尿病とクッシング症候群と診断されました
それ以降 インスリン注射を打ちながらの生活で
注射にも耐え よく寝て 食べて
たまに しーちゃんに からかわれながら
この日を迎えました
徐々に生活範囲も狭まり オムツが必要ないほど
寝てばかりの状態が続きました
このようなとき ベビーベッドは 非常に助かりました
ラッキーが 居なくなり 昨日かな
やっと 片づけをしました
10年以上も 家族として一緒に過ごしたラッキーが
いなくなり
吠える声も 駆け寄る足音も聞こえなくなった今
じんわりと 涙が にじむのです
もう 居なくなってしまったラッキー
この日を迎えるまで 朝も無く 深夜も無い生活が続き
正直 これ以上 どうしたらいいの?
この極限を超えると また違う世界が築けたかもと
今 思える私は こころの狭い人
たぶん ラッキーの思いは違うだろうね
結構 空気を読める子なので 遠慮もしただろうに
いうことを利かない身体を 持て余してただろうに
膝にあげて ナデナデしたのも 久しぶり
頭をナデナデしたのも 最後は どれくらい前だろう
日々の面倒で 手一杯で いたわりや
安らぎを 忘れてしまった生活
いつの間にか ラッキーも遠慮して求めて来なくなったのを
幸いに 放ってしまった
でも いつでも 足元に居て 移動すれば そこで傍にいた
ラッキー
生きてる間に 悔いのない生活を一緒に過ごせたら
良かったけど
現実は 我が家の場合 そうはいかなかったよ
ごめんね ラッキー
しーちゃん1歳♀
相棒の姿を見ることも無い 最近
しーちゃんは 何を思うのでしょうね
玄関でラッキーの帰りを待つことも無くなり
いつの間にか 玄関へ来なくなりました
これもまた 淋しいことです