彼女は 地元で短大を卒業し結婚して女の子を授かりました

しばらくして

離婚し 娘ともども 実家へ戻りました

 

実家には年老いた両親が暮らし たまにお姉さんが様子を見に

来ていました

 

両親へ娘を預けて働きだした彼女

パートでした

 

そしてしばらくして辞めて 似たような職種へ再就職

 

そこもパートでした

 

 

娘も成長し 社会人へと飛び立ちました

娘の扶養家族となるには パートの収入が大きすぎた

 

それは必死に働いた証でもあります

 

 

 

 

これから 人生の謳歌

と友人の誰もが思った矢先に 母親が要介護になり

面倒を見ることになり 勤務体制も大きく変えざるをえませんでした

 

当然に 収入も減少します

 

 

この先の人生から

彼女を取り巻く人々は 口々に社会保険のある仕事を・・・・

と提言するも なぜか いつまで経っても転職しない彼女です

 

 

そのうちに 会社の事情で三つあった工場がひとつ無くなりました

 

 

そのうち 給料の遅配が始まりました

その時点で 辞めた人も居る と彼女

他人事でした

 

 

やがて フランチャイズの看板使用期限も切れる

と彼女

 

ねぇ もう十分に尽くしたから 転職したら?若いから どこでも採用するわよ

 

・・・・でもね 苦楽を共にした仲間が残ってる

 

と首を縦にふらない彼女

 

なんだ  かんだ  で 先日 その勤務先が とうとう

裁判所へ「民事再生法」の申請をしたのです

 

島にしては 巨額の負債と 債権者

 

彼女は その情報を全く知らずお客様から教えてもらい 

慌てて電話してきました

 

 

どうしよう・・・・この先 どうなるのかな 不安

 

 

 

不思議だなと思えるのは 職場の仲間に遠慮して 抜け駆けしない彼女です

言葉は悪いのですが 事実です

 

流れに身をまかせれば 悪いようには ならない

だって これまで どれくらい勤務先へ貢献してきたか

 

彼女の根底には その強い思いがあるのでしょう

 

人は それぞれです

自分軸で忠告はしますが 最終的な判断は本人ですね

 

どうぞ

このまま 職を失わず継続して勤務できますように

 

と願うのみです

 

 

 

いやいや これを機会に大きく飛躍してほしい

もしかすると これはチャンスかも

しれない

 

重い腰を自分であげなくては 誰も手を差し伸べてはくれないよ