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Someone Who Helps To Open Up A New Line of Art

こんにちは。
音楽事業部担当のぐらはむです。

前回の記事
アマチュアが作りがちな”退屈な曲”


前回の最後に書いた、2.譜割を変えるに焦点を当ててみたいと思います。

では、
私が大好きな曲でもある、
perfume/エレクトロワールド


エレクトロワールドの構成を見てみると、
1C→1D→間奏→2A→間奏→2A'→2B→2C→2D→アウトロ
ざっくり言うとこんな感じですかね。

”D”がいわゆる”サビ”の部分です。
エーレークトローワー♪
♪o(^0^o)♪o(^-^)o♪(o^0^)o♪

そしてコード進行は、
間奏とAはほぼ同じになります。
そしてBから変わりますが、B~Dの間はずっと同じ進行になります。

コード進行にとくに変化はない上に、構成も普通の歌もの【A→B→C(サビ)】より1セクション多いにも関わらず、
飽きさせない展開はメロディによる所が大きいと思います。

では順番に見て行きましょう。

1:15「本当のことに気づいてしまったの」
1:55「君の存在さへリアリティがないんだよ」

ここのメロディは歯切れのいい跳ねるようなスタッカートになっています。

「タッ タッ タタッ タータッ タッター」

こんな感じですかね。
そして八分音符ベースのメロディが2小節で一塊で、4回同じ型を繰り返すタイプの、
シーケンス感の強いメロディになっています。

■メロディのポイント
■八分音符ベース
■跳ねるようなスタッカート
■一塊が2小節

2:06「見えるものの全てが」
2:35「僕は確かにいるよ」

ここでコード進行も変わり一気に雰囲気も変わります。
セクションAとは違って、
四分音符ベースでスタッカートとは対照的なテヌートのような流れる疾走感があります。

「タータータータータータータータータター」

そしてメロディも4小節で一塊になり、
セクションBのサイズは16小節になっています。

■メロディのポイント
■四分音符ベース
■流れるようなテヌート
■一塊が4小節

曲のド頭でも使われていますが、
2:35「この道を走り進み進み進み続けた」
3:00「この世界ここで最後で最後最後だ」

セクションBは四分音符ベースのメロディメイクでしたが、
セクションCは八分音符ベースに戻ります。

セクションAとは違いスタッカートでもなく、
畳み掛けるような速度感があります。

サイズも4小節で一塊×4で16小節になっています。

■メロディのポイント
■八分音符ベース
■畳み掛けるような速度感
■一塊が4小節

3:00「エレクトロワールド」
3:30「落ちる僕の手にヒラリと」

セクションCの八分音符ベースの細かい音価から、
今度は一気に全音符ベースのロングトーン主体のメロディに変わります。

セクションCの畳み掛けるような疾走感とは違い、
全音符で流れるような疾走感があります。

サビ歌詞の、
エレクトロの部分は、
楽典で言うところの先取音かと思います。

今楽器がないので確かめられませんが、
エレクトロの部分とワールドは1octジャンプだったように記憶しています。
すいません、自分楽器無いとわからないのです。

1octジャンプとは、
その名の通り1オクターブジャンプするもので、
1音目と2音目が完全8度になる音型です。

セクションCの畳み掛けるようなメロディから、
エレクトロの部分で一旦急ブレーキをかけ、
溜めたフラストレーションをワールドで一気に解放させています。

前回の記事で書いた、
1.音域を変えるもあてはまりますね。
他のセクションより高い音域で作られています。

ここも4小節で一塊で、×4になってますが、
最後の4小節だけはメロディの型がエンディングへ向けて変わっています。

■メロディのポイント
■全音符ベース
■流れるような疾走感
■一塊が4小節×4
■最後の4小節だけエンディングへ向け音型が変わる

駆け足で見てきましたがどうでしたでしょうか?

流れるようなとか、
畳み掛けるようなとか言いましたが、
ここの感じ方は人それぞれです。

なので中々文字で説明するのは難しいのですが、
メロディによる展開感というのがなんとなく伝わったでしょうか?

必ずしもこれが正解なわけではなく、
色々なパターンがあります。

対照的な例を一つ上げましょう。
EXILE/LOVERS AGAIN


申し訳ないですが、
最初この曲をコンビニの有線で聴いたときに、
てっきり素人さんの曲だと思いました。

メロディの型がずっと、
「タッタタッタ ッター」ばっかりだったのでつい。。。

でもEXILEの中では10位にランクする売上枚数の25.4万枚も売れてるんですよ。

まぁEXILEっていうネームバリューもあると思いますが、
CDが売れない中でこの枚数を売るってことは、
何かしら人の心を捉えるものがあるんだと思います。

なので、
何がいいかわからないというのが正直な所ですが、
アプローチ方法を知っておくだけでも、
ネタに困ったときに役立つので、
今回の記事も頭の片隅に置いててください。