銀行にあった小冊子で、我慢は大切だというお話を読んだ。

「苦労は買ってでもせよ」の言葉も有名だ。我慢や苦労が人を成長させる、そのことに異論はない。
しかし、最近になって思うんだが…。


我慢の中には、その人の可能性を摘み取り、萎縮させてしまうものがある。
苦労の中には、その人の心をねじ曲げ、何もかも信じられなくしてしまうものがある。

もし全てを我慢したら、一方的にやられっぱなしだったら、そのうち生きてる理由もわからなくなってくるんじゃないのか。


解放されるためには別の我慢が必要かもしれないし、闘うために別の苦労をすることになる。

何に立ち向かい、何を受け入れるのか。その基準の作り方がわかったら、もっとたくさんの人が個性に輝いて生きられるだろうに。