2013年振り返り | Flicker's Style

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好きこそ物の上手なれって言うじゃない。

今年ももう終わりです。
毎年恒例の振り返りを書きたいと思います。

今年は例年と違った経験を得つつ、自分としては大きな決断をした年になりました。(Amebaを離れまして。)
仕事で得られた経験を総まとめすると
・事業とはなんぞや
・世界の広さ
・キャリアのフェーズ
という3つでしょうか。



・お金を稼ぐということの難しさ


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去年はサービス立ち上げの厳しさと仲間の強さという大きな経験を得られた年でした。
しかし、良いチームだからといって必ずしもビジネス的に成功するとは限りません。

コードがキレイだろうが、システムがスケーラブルだろうが、新技術を採用していようがお金が稼げないと話にならないということが実際に体験できたのは大きかったと思います。
そんなの当たり前でしょ?と多くのエンジニアは思っているでしょうし、そういう認識で取り組んでいるエンジニアは多いと思います。

しかし、自分の給料の源泉となるところが自分の想像力を超えてしまうと、私はなかなか主体的になれないようです。
※源泉=売上だったり、利益だったり、ビジネスモデルだったり

私は今まで何をやっていたのだろうと悲しくなるぐらい想像力が乏しいと感じた一年でした。
事業とはなんぞやをしっかり考えられるぐらいの想像力を養うべく来年は精進したいと思います。


・世界の広さと情熱と
今年の7月にOpen Source Convention 2013でオレゴン州ポートランドに行ってきました。
(前半)OSCON 2013(Open Source Convention)行ってきた


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サンフランシスコを経由してグループ会社のエンジニアの話を聞いたり、Google本社を視察に行ったり。
エンジニアなら世界に飛び出せ!とまでは思いませんが、私自身のコミュニケーションが日本に閉じていることに非常に危機感を感じました。

その後、以前同僚だった人の海外での働く環境だったりの話を聞いたり、以前の同僚で今は仲間と起業して南アジア向けのビジネスの立ち上げをやっている話を聞いたり、一緒に働いているかっこいいコードを書くプログラマーの得ている知識はやはり英語の記事なんだなと感じたり、フィールドを広げるための努力の必要性を強く感じました。

間違いなく今年は自分自身の開国元年だったと言っても過言ではないでしょう。



・技術ってなんだね?
技術って何?を考え続ける一年でもあったなぁと思います。
私が知っている素晴らしい技術者はハイレベルな技術的知見を持ちつつ、とても人格者であると感じます。
それを可視化しようとしたのがPageRankをつかった評価実験です。


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「技術的に優秀である」という言葉の受け取り方が千差万別で、評価や面接やキャリアプランに非常に悩みました。
人に相談された時や面接時にアドバイスする時にも多少迷いがあったかもしれません。

正直答えはいまだにわかりません。
しかし、私のキャリアフェーズにおいては今までよりも、直接的に事業成果に結びつく働き方をすべきかなと感じています。


2014年に向けて
今年一番の個人的な成果はエンジニアとしてのもう一歩先の目標ができたというところです。
そしてそれを叶えることが会社の成果とイコールである現在の状況は間違いなくチャンスであると感じています。

成果を出して自分のキャリアと向き合うという意味では来年も厳しい一年になりそうですが、少なくとも方向性が見えている分以前よりはブレなく仕事に向き合えそうです。
プライベートでも妻も子供も健康でいられた一年だったので、来年も家族に感謝しつつ、全てをいい方向に向けていければと思います。

皆様来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!