スティーブ徹底考察⑧ 『ニーボルトブロー』の巻 | 鉄拳スティーブログ

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影の主役。


『ニーボルトブロー』について。




ニーボルトブロー(2LP)
◎性能

発生16F。
しゃがみステータス付きの下段。
技後もしゃがみ。
ガードされると-13F。
ヒットすると18ダメージ & ±0F。


◎役割

スティーブの技の影の主役。
削りであり、攻めの起点。
序盤でかなり使いやすく、ぼっ立ちにプレッシャーをかけていける。

ガードされても大した確反を貰うことはほとんどない。
ただし一八、テメーはダメだ。
一八は13F確反に浮かせ技のダブルアッパー(強すぎだろ)があるので、注意しないと大惨事を招く。

リーチが長く、そこそこ横に強いので中距離から踏み込んでぶっぱしていき、近距離戦闘にもちこむ攻めの起点にできる。

スティーブは、中距離で相手がガン守りスタイルだとやることがなくなってしまうので上手く中距離から削りつつ近接戦闘に持ち込めるこの技は大変重宝する。

当然、近距離戦でも使いやすい。
近距離戦で使うときは微不利~微有利で出すのが色々と都合がいい。

また、同系統のイーグルクロウコンビネーション1:2発止め~ダッキャン(通称:イカパン)との差別化についてだが、これはヒット後とガード後のどちらを優先するかで使い分けていく。

ヒットした後の展開を重視するなら、ダメージが高くフレーム的にも優秀なニーボルトブローを使う。
その代わりガードされると確反がある。

ガードされた場合を意識するなら、ガードされても確反がなく、二段目の中段が刺さる可能性もあるイカパンを使う。
ただし、ヒットしたときのダメージは低く、フレーム不利を負うことになる。

例えば、試合の序盤から中盤の体力に余裕がある局面においてはダメージが高いので体力リードを奪い易く、ヒットを起点に攻めを展開しやすいニーボルトブローに軍配が上がる。
イカパンだとヒットしてもフレーム不利を背負うので攻めを継続しづらい上にダメージも低い。

逆に、互いに何食らっても死ぬようなギリギリの局面において、近距離戦でのラスト1発のとどめの削りにはニーボルトブローよりイカパンの方が優秀。
ニーボルトブローの場合、ガードされたら確反でこちらが死ぬ。
イカパンの場合、どうせヒットしたら相手は死ぬのだからフレーム不利とか関係ないし、下中段が続くのでどちらか1発があたってとどめを刺せる可能性が高い。


◎ヒット後

しっかりと攻めの起点にしていく。

①発生の早いイーグルクロウで固め
スタンソーサーで横移動潰し&さらに削る
③バックダッシュ、ウィービング、奥横移動といった回避行動でスカ狙い

基本的にこの3つ。


イーグルクロウ
非常に強力な安定行動。
割り込みは10Fのみなので暴れる相手にカウンターをとりやすい。
しっかりとカウンターヒット確認して出しきっていきたい。

ニーボルトブローからのイーグルクロウがカウンターヒットすれば合計で60ダメージと軽いコンボ級のダメージを叩き出すのだから侮れない。

イーグルクロウで捉えられない行動は10Fでの割り込みと横移動→入れ込みの2つだけ。
一応、イーグルクロウの2発目を出しきると横移動→入れ込みも潰せるがガードされると確反を貰ってしまうので確実な方法ではない。


スタンソーサー
イーグルクロウとの補完性が高い。

中段のイーグルクロウを警戒して動かない相手や展開の速さについてこれず固まってる相手に対してさらに削りを入れていく。

また、スタンソーサーは横に強いので、イーグルクロウを横スカしようとする相手にも引っ掻けることができる。

さらに、しゃがみステータスがついているのでイーグルクロウに上段の10F系での割り込みも潰せる。

スタンソーサーのヒット後はフレーム有利からピカブ攻めに持ち込む。

スタンソーサーの捉えられない行動はジャンステ暴れとしゃがパンと15Fまでの中段。

ジャンステ暴れと15Fまでの中段の方はイーグルクロウで面倒をみれるが、しゃがパン割り込みはイーグルクロウとスタンソーサーの両対応になってしまう。


回避行動
相手がイーグルクロウとスタンソーサーに両対応のしゃがパンで割り込んでくる場合にはこの選択肢。

一番大きなリターンが望める選択肢でもある。

しゃがパン1点読みならスカイハイタックキック等のジャンステ技でコンボにするのもあり。
壁を背負わせているならウィービング・レフト→バリアントコンビネーションで壁強を狙う。

他の回避行動であればしゃがパン+αが潰せる。

横移動ウィービングならイーグルクロウ読みの上段10F割り込みも潰せるし、イーグルクロウ1発目を横移動でスカしつつスタンソーサーもガードできる横移動→しゃがみというファジーに対してもウィービング派生の中段技が刺さる。

バックダッシュならスタンソーサー読みのジャンステ暴れにスカ確を入れる事ができる。



基本的な選択肢はこんな感じです。

試合の序盤、相手の体力が満タン~8割くらいの局面では、ビビらずに図々しくスタンソーサーで削っていく。

体力が7割~4割くらいの序盤から中盤にかけての局面、体力的に削りダメージが気になってきた相手が下段を意識し始めた所でイーグルクロウを織り混ぜて択にしていく。
相手がしゃがパンマンだったときは回避行動からスカ確をとって大きく体力を引き離すチャンス。

体力が4割を切ってくると相手の暴れを誘いやすい。
相手の体力が少なければ少ないほど、また、体力差が大きいほどジャンステ暴れのようなリターンの大きい暴れを誘いやすい。
こうなったら回避行動からスカ確でとどめをさすチャンス。


あくまで目安だが、だいたいこんな感じの行動パターンが多い。
当然、これに当てはまらないやつもいる。
「ピョンピョンライトゥーおじさん」とか「とりあえずしゃがパンマン」とかは序盤とか関係なく暴れてきたりする。
そういうときは柔軟に対応しよう。
スカ確とってしまえばいい。