こんにちは、シンです。


僕は二人がキャバクラにはまっている間に嫁さんと地道に交際を続け結婚しました。

キャバ嬢を見過ぎた彼らには僕の嫁さんは地味に見えるようですが、僕から言わせれば彼らが遊んでいるキャバ嬢がオバケに見えます。

人間は真面目が一番です。


今日の夕飯は僕が作るカレーです。

土曜日はだいたい僕がご飯を作る日です。


イレギュラーなことが起こることと非効率なことが嫌いな性格なので料理は全て最初に手順を考え無駄が無いように作ります。

そしてだいたい成功して美味しいものができたと信じてました、あの日までは。


それはトムが家に遊びに来た時のことでした。

嫁さんが気を使って「ご飯も食べていってください」と社交辞令を言ったのを真に受けて「いいんですか?」なんて言って図々しく食べていくことになりました。


その日は土曜日で僕がいつものように料理を作り食卓を囲んで平和な僕の家族と悪魔のトムでいただきますと食べ始めました。

トムは一口食べて言いました。


「シン、お前料理のセンスないな。」


僕は衝撃を受けました。

嫁さんの顔を見ると少しうつむいて気まずそう。

子供の顔を見ると慌てて目をそらす。


あの事件から僕は土曜日にカレーしか作らなくなりました。

家族が僕の料理の中で一番美味しいと言ってくれたカレーを僕は毎週土曜日作ります。

他のも作ってみたいのですが完全にトラウマです。


僕は完全に勘違いしていました。

料理好き=料理が上手いという方程式は成り立ちません。