こんばんは!きゅうです。
今日は、社労士試験の「選択式」についてお話します。
空欄補充という独特の形式で、苦手意識を持っている方も多いかもしれません。
わたしは、選択式の特別な対策(専用問題集を解くなど)はしませんでした。
大切なのは、普段の択一対策の中で、選択式の視点を少しだけ持っておくこと。
日々の学習の延長で、" 自然に選択式にも強くなるコツ " をご紹介します!
1.重要な数字をストック
たとえば「○日以内」「○年を超えない」などの数字は、本文の空欄になりやすいポイント。
覚えるタイミングは、法改正が落ち着く4月以降がベスト。
過去問やテキストに出てきた数字はその都度チェックし、繰り返し目にしておくのが効果的です。
特に雇用保険関係の数字、高額療養費、保険給付の時効期間などは頻出。もちろん、択一式対策にもなりますよ。
2.目的条文は覚える
労基法など主要な法律は第5条まで、他は第3条までを目安に読み込んでおきましょう。
該当ページをスマホで撮るなどして、スキマ時間に暗記するのがおすすめ。
「何度も繰り返し読む」「他の目的条文と比較する」ことで、次第に頭に入ってきます。
3.抜かれる「ワード」を把握する
「厚生労働大臣」「労働基準監督署」「保険者名」などの名詞を抜かれることが多いです。
過去の択一式で『誤り』とされたワードは特に重要ポイント!
選択式で抜かれる可能性が高いです。
たとえば「厚生労働省」ではなく「都道府県」など。
こうした " ひっかけワード " は、次の選択式で空欄として問われやすい傾向があります。
つまり、「どこを間違いやすいか?」を意識しながら過去問を解いていると、それがそのまま選択式の対策へ繋がります!
4.まずは本文をしっかり読む
選択式では、語群に惑わされず、本文の意味を理解することが第一。
最近は特に、「読解力(国語力)」を試す問題が増えています。
まずは本文をしっかり読み、
「ここにはどんな言葉が入るのか?」
を自分で考えてから語群を見るようにしましょう。
最初に語群を見ると、確実に惑わされます。
問題作成者が、受験生を惑わす絶妙な言葉を選んで、配置しているのでは?と思うくらい…笑
普段から、「なぜこうなるのか?」「誰が何をする話か?」を考えて読むクセをつけておけば、自然と対応できるようになります。
5.おわりに
選択式を「特別な形式」として構えすぎる必要はなく、特別な教材がなくても十分対策が可能ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
大切なのは、普段の学習から「なぜこの答えなのか?」「この言葉の主体は誰か?」などを考える姿勢です。
「選択式への対応力」は、一日一日の積み重ね。
焦らず、着実に。その積み重ねが、選択式を自然に攻略する力となります!