こんにちは。きゅうです。


今回は試験対策から少し離れ、

わたしが社労士として取り組みたいこと

について書いています。




1 わたしが仕事をする意義


社労士を職業にしようと決めたとき

定めた目標がこちら。


こどもたちが将来


「大人になるのが楽しみだな」


「こんなことをしてみたい」


と思える社会をつくること


社労士という資格を活かして、

その実現に少しでも貢献したいと考えています。





2 注力したい分野:農業と介護


今の日本社会にとって欠かせない、

けれど課題も多い2つの分野。


農業介護です。




① 農業支援 

– 食料を守ることは未来を守ること


まずは農業について。


ここ最近、物価がどんどん上がっているのに、

お給料はあまり増えていないと感じませんか?



物価が上がれば、お店の売上も上がる。

上がった分の利益でお給料も上げられる。



――というのが本来の流れですよね。




でも、いまの日本ではそれができていません。


たくさんの複雑な要因が絡まっており、

単純に「これが理由」とは言い難いところですが、


物価が上がっても、そのお金が日本国内に残らず、外国に流れてしまっている


これが一つの大きな原因ではないかと思っています。





たとえば、パンの値段が200円から300円に上がったとします。


この100円の値上げ分は一度パン屋さんに入りますが、そのお金で小麦粉などの原材料費の高騰分を支払っていたとすれば?


小麦の多くは外国産


つまり、物価の上昇分は、日本のパン屋さんではなく、外国に流れているということになります。





これは、


日本が生きるために必要な【食料・エネルギー】を海外に頼っている

=自給率が低い


ことが根本的な要因です。





ここから脱却するためには、


労務管理の適正化

業務効率の向上

助成金の申請

処遇改善の提案


などにより、

事業所や働く人のサポートを続ける一方で、


お金が国内に回り、根本的な豊かさを取り戻す仕組みを整えること


が必要だと考えています。






だからこそ、

日本の農業を支え、

食料自給率を上げていくことは、


日本の賃金を上げ、未来を守る一歩

だと思うのです。







日本のかつての農業は、家族経営が主でした。


つまり、『雇用』という概念がなかったのですが、最近は違います。



農業が大規模化し、農業法人が増えてきています。雇用関係が生まれ、労務管理の必要性が出てきているのです。


農業従事者は、労働時間等に関する法律などが適用されません。

自然の中で農作物を育てている以上、天候や季節に左右されるため、「1日の労働時間=8時間まで」といった時間の制約を課すことが難しいからです。


でも、人を雇用し、法人として利益を上げる必要がある以上、労務管理は必須です。

スマートフォンによる勤怠打刻や、変形労働時間制などをうまく取り入れれば、シフトによる労務管理も可能となります。


この労務管理をサポートしたいと考えています。




②介護事業支援 

– 人を支える人を守る


もうひとつ力を入れたいのが、介護の分野です。


少子高齢化が進む中、介護はますます重要となりますが、重労働による人手不足と離職率の高さが深刻な問題になっています。




前職で成年後見業務に携わっており、介護職員の方のお仕事を見せていただく機会がありました。

実際に目の当たりにして感じたことは、介護は本当に大変で、一筋縄ではいかないことばかりだということです。


色々と悩み、大変な思いをされながらも、懸命に介護に向き合っておられる現場の介護職員の方たちを見て、本当に頭の下がる思いを持ったと同時に、サポートの必要性を強く感じました。



社労士としてできる支援を通して、事業所や職員の方たちを守っていきたいです。




介護の現場が安心して働ける場所になれば、支えられる側の安心にもつながります。




それと同時に、家族による介護よりも、第三者であるプロによる介護の方が、介護される側にとってもよいというケースはかなりあるように思います。


・今まで育ててきた子に介護をしてもらうことに抵抗を感じる

・家族相手だと感情的になってしまう

・他の家族同士、役割分担や金銭負担で揉める



どれも、血の繋がった家族だからこそ、起こり得る問題です。



家族の介護による体力的、精神的負担により、離職せざるを得ないという状況をなくすためにも、

介護事業へのサポートは必要なことだと思っています。





3.消費者としてできること


仕事でのサポートを考えているうちに、一人の消費者としてできることも意識するようになりました。


  • 地元の農家さんから直接野菜や果物を買う
     → 地産地消で地域の農業を応援。農家さんを守ることは、自給率向上にも繋がります。

  • 日本製品を選ぶ
     → 国内の産業と雇用を支える小さなアクションです。

  • 太陽光パネルと蓄電池の設置
     → エネルギーを自給自足できるようにしています。電気使用量を見える化したことで、節電に対する意識も強まりました。



日々の暮らしの積み重ねが、未来の社会を形作っていくと信じて。


ほんの些細な行動が大きな力となるよう、これからも行動と発信を続けていきます。




4.未来の社会へ


今の日本は、人々に「働いた実感」や「将来への希望」が見えづらい状況が続いているように思います。



それを少しずつ変えていくには、

食料やエネルギーを自国でまかなえる体制づくり

介護に対する不安や負担を取り除く仕組み

が必要なのではないでしょうか。 






農業や介護など、社会の土台を支える仕事をしている人たちが安心して働ける環境をつくっていければと思います。






未来のこどもたちが「大人になるのが楽しみ」
そう思える社会を、少しずつでもつくっていけたら嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!