「はつかぐさ」前、中と終わりまして。
後半はいりました!
いつもおつきあいいただいてありがとうございます^^
そして、本日、ちょっと一話おやすみしまーす。
今日は、また今更感の否めないゲーム〜 ブラザーズコンフリクト。
お友達すすめられてはじめましてが…
原作は本のようですが、アニメもやってたようですが………
ドラマCDはとっても楽しいです♪
↑本編は!?
いや、だって…本気でみんなから奪い合われる主人公って…
「椿・梓+棗」の双子+三つ子がね。とても魅力的…
「梓さん」が好きですが〜どうしてだろうな本日は「椿さん」
***
ついつい口許が緩んでムフムフという笑いが漏れるのを、向かいに座った棗が気味が悪いものを見る目で見ている。
「で、なんだってこんな時間に呼び出したのか、そろそろ話せよ」
「だってさ、これがおさえられるわけねーじゃん〜」
言いながらも笑いがこみ上げてしょうがない。
「だから、なんだよ。椿じゃらちが明かねぇ。梓。どうなってんだよ。椿は」
棗は俺の隣で涼しい顔でシナモンのトッピングされたカフェオレを飲んでいる梓に、イライラした様子で話を振った。
「俺、今人生最高に幸せ」
「はいはい。よかったね椿。棗。あのね、椿に妹ができるんだよね」
「は?」
「母さんが再婚するって話は棗も知ってるでしょ。その再婚相手の人に高校生の娘さんがいるんだって。つまり、その彼女は僕たちの妹ってこと」
「あぁ…それでか。相変わらずだな椿は…」
棗が呆れたようにいうのがちょっとムカつくけど、今日の俺はそんなことどうでもいいくらい浮かれてた。
だって、13人の男ばかりの兄弟で、もう無理だと思っていたのに、妹ができるなんて、こんな奇跡。浮かれずにいられるかってゆーんだ。
「だってさ。高校生の妹だぜ。俺の妹♪俺の妹がかわいくないはずないじゃーん。俺、もう妄想がとまらないっ」
「………はぁ」
「…………」
棗の呆れた視線なんかちっとも気にならない。
梓の諦めたような視線だって、今日は気にならないっ。
「絶対『お兄ちゃん』って呼んでもらうっ。あとはー『お兄ちゃん怖い夢みちゃったから、一緒に寝て』なんて鉄板イベントだよなー。それから俺的には『お兄ちゃん駄目だよ』とか怒られるのもアリだな」
「椿…妄想、全部口に出てるぞ…」
「興奮してるのはわかってるけど、ちょっと抑えようね。ここ、他のお客さんもいるからね」
二人にたしなめられて、俺はちょっと口を尖らす。
「だけどさ。二人だってなんかあるだろー?妹ができたら、こんなことしたいとか言われたいとか!」
「ないな」
「ないね」
二人のそっけない即答に、俺はすっごくつまんない。
「なんだよー梓まで。じゃあさ、イモートは置いといて何かないの?何萌え?」
「萌えって…そもそもソレが何なんだか」
ブラックコーヒーを飲みながら斜に構える棗がマジムカつく。
「棗はノリわりぃな。じゃあさ、萌えとはちょっと違うけど、何フェチとかないの?」
「フェチ…?」
「それなら分かんでしょー何かないの?」
「んんー?」
「ちなみにねぇ。梓はさ、実は…」
「椿?本当にちょっとやめようか。棗も本気で考えないで」
ピリっとした声で窘められたから、俺と棗は口を閉ざした。
「えぇ、うーん。まあ。確かに、棗が何フェチかなんて知りたくねーかも」
「聞いといてなんだよ。そりゃ」
「でもさ、あんまり妹になる人に迷惑かけちゃ駄目だからね。椿」
「大丈夫っしょ。俺、溺愛するもん。絶対優しいお兄さんになるんじゃんー。んで、妹の方からお兄ちゃん好きって…」
(ああ、かーいい)
「はいはい、いいからね。もう」
「はぁ……ちょっと、タバコ吸ってくるわ」
わざとらしいため息。
(このむっつりスケベめ)
社会常識あります。みたいな顔してるけど、棗って絶対わりと自己中。
(弟だしなー)
なんて席を立ち上がる棗を睨んでみる。
「あ、棗。外行くなら、ここ下にドラッグストア入ってたよね。ついでにのど飴買ってきて」
「んぁ?なんだって俺が」
「だって、このあと僕仕事だし。のど飴切らしちゃったんだよ」
「自分で行けばいいじゃねーか」
(オトートなんだし梓のために働け★)
「何言ってるの棗。梓が困ってるんじゃん。行ってこいよー」
「へいへい」
***
そんなわけで、俺に待望の妹ができた。
朝日奈絵麻。
俺の好みど真ん中のとびきり可愛い女の子。
ちょっと寂しがりやですごく優しい、すごくイイコの彼女。
家族愛に飢えていて、突然できた大人数の兄弟に戸惑っている。
もちろん俺は、彼女のことが大好き。
***
そして、これは夢にまで見たことがあるくらいのイベント。
時計の22時36分の表示。
こんな時間に俺の部屋、モコモコ柔らかそうな…いや、柔らかいルームウェア姿の絵麻がいる。
夕食の後に、明日に返さなきゃいけないDVDがあるのだけど、自分の部屋のプレイヤーが調子が悪いから、俺の部屋で一緒に見てくれないかって言ってきた彼女。
一も二もなくいいよって返事した。
明日は日曜で彼女の学校は休み。俺もオフで夕方まで用事もない。
こんなシチュ。何か妄想するなって方がおかしい。
仕事柄、趣味のせい?いろんなシナリオが頭をよぎる。
女の子が求めてるのって、そうゆうこと?
キミは、どれが好きかなー?
例えば、ラブストーリーに照れたキミにドSに迫っちゃうとか。
切ない感動シーンに泣いちゃったキミをとっておきの声でなぐさめるとか。
ドキドキするアクションシーンに一緒に盛り上がって、あわよくば抱き付いてみるとか。いや、これはちょっと無理がある展開か?
まぁ、抱きつきたくなったら、言い訳なんかしなくても、抱きつくけど。
さっきも部屋に迎え入れて抱きついた。押し返されちゃったけど。
絵麻も彼女のマカロンカラーのルームウェアもとびきり柔らかかった。
ちらっと横を見る。
うさぎの耳ついたフワフワのルームウェアとか絶対可愛い。可愛すぎてやばい。
今度、どこかで買ってこないと。
そうそう、でもやっぱ、定番は怖いシーンで怯えたキミに抱き付かれるとか。
室内は雰囲気いっぱいに照明は落としてある。
ちょうど絵麻の持ってきたDVDは、彼女の好きな外国のゲームが映画化されたというホラー系だった。
もう終わりかけの映画は、ゾンビたちに街が侵略されて主人公たちが追い詰められるシーン。
驚しいゾンビの特殊メイクは暗い中で見るとかなりの迫力だ。
おあつらえ向きのシーンなのになぁ。
当の絵麻は、さすがに自分で持ってきたDVDだけあて、画面を食い入るように見つめてて、全然怖がる素振りもない。
(だよなー)
心でがっかりとしながら隣に座った絵麻を意識している俺には映画の内容なんてちっとも頭にはいってこなかった。
そうしているうちにゾンビたちは主人公に倒されて、画面は明るい街のシーンになっていた。
「あれ?」
そこで絵麻が驚いた声をあげた。
「ん?どしたのー?」
「いまの声、梓さんじゃなかったですか?」
「え?」
画面に視線を戻すと、そこには幾人かのモブが写っている。
「あ、この子です」
絵麻の指さしたのは、金髪の少年。
『本当にありがとう』
にこやかに主人公にお礼を言うだけで画面はすぐに少年から主人公に切り替わる。
その端役の声は、たしかに梓のものだった。
少年らしく、いつもの声よりも数段高い透明感のある声。
いつもの梓の声とは雰囲気も声質も、もちろん話し方だって違う。
「おー、本当だー。絵麻。よく気づいたなー」
「やっぱりそうですよね」
そう言いながら、絵麻はちょっと得意気に嬉しそうに笑って見せる。
映画は、スタッフロールも終わって、絵麻は電気つけますねと言って手元のリモコンで電気をつけてしまった。
(あーあ、終わっちゃった)
「なんだか最近、映画見たり、ゲームしてても。あ、これ梓さんだってけっこう気付くんです。その時によって全然違う声だけど、なんとなく」
「そうなんだ」
「本当、役によって全然違う声だったりしてすごいですよね」
無邪気に微笑む絵麻から、最愛の梓の誉め言葉。
嬉しいはずなのに、ちょっと嬉しくない。
(俺は?)
「私、最近、いろいろチェックしてるんですよ。お二人のお仕事」
(俺も♪)
そんな小さなことで一喜一憂しちゃう俺ってもう相当だよな。
「そーなの?嬉しいーありがと★」
「はい。もともとゲームとか映画とか好きなジャンルの物も多いから、なんだかお二人の声が聞こえると嬉しくなっちゃいます。あ………このあいだ、年末に二人がゲストで出ていたネット配信のラジオも見ましたよ。今年の三大ニュースのお話の」
「あーあれね。あれ、梓と二人で好きな先輩のラジオだったから、すっげ楽しかった。俺、何話したかなー途中から楽しすぎてちょっと暴走しちゃったかも」
「あはは。すごく楽しそうなの伝わってきましたよ。ネット配信のラジオだと途中で写真とか映像もはさまってくるんですね。来年の抱負を習字で書くコーナーありましたよね。梓さん文字も上手でしたね………」
(ム…)
なんだか、さっきから絵麻が梓の方ばっかり褒めてる気がする。
「絵麻、俺のは」
「椿さんのはとっても椿さんらしくて個性的でした」
「んーそれ褒めてんの?」
ふふ。って笑う絵麻が可愛い。
だからちょっと絵麻に近寄って、その優しい瞳をのぞきこむと、絵麻はなぜかちょっと寂しそうな目をしてた。
もう少し顔を近づけると恥ずかしそうに顔を俯かせる。
「よし、そんな悪いこと言う妹には、ぎゅーしてやる」
どうしてか寂しそうに見えた絵麻をぎゅうっと抱きしめた。
(うわ、いい匂い〜)
長い髪に顔をうずめると、お風呂を済ませてきたらしい絵麻からシャンプーかトリートメントかのいい匂いがして、頭の中がクラクラした。
「つ、つばきさん………」
やめてください。ってもがいてるけど、こんな抱き心地のいい物手放せるかっていうんだ。
「えぇ〜」
いやいやと頭を振れば絵麻はくすぐったそうに声をもらす。
(かーいい)
色んな事考える余裕がなくて、俺は目の前、もとい腕の中の絵麻の事で頭がいっぱいだ。
「椿さん、もう、駄目ですって…………」
絵麻の抵抗なんて、こんな風にがっちりホールドしてしまえば、なんてことない。
「キミが可愛すぎるから、無理ー」
なんて駄々をこねれば、絵麻が不意に抵抗をやめた。
「ん?」
腕の中を見ると、絵麻が猫みたいに俺の腕に両手を載せてこちらを見上げている。
なんだか、恥ずかしそうにピンクの頬をしているのが、心臓に悪いくらい可愛い生き物に見えた。
言いにくそうに視線を彷徨わせてから、もう一度俺を見上げた絵麻が恥ずかしそうに小さな声で言った。
「お兄ちゃん」
「え………」
(空耳?)
幻聴かと想いながら、俺は目をパチパチ瞬かせる。
「お兄ちゃん、やめて」
(空耳じゃない?)
「えぇ、え、え、え………?」
異常なくらい心拍数が上がっていくのを感じる。
つい、腕をほどいてしまった。
目の前にいる絵麻は、相変わらず恥ずかしそうに上目使いに俺を見上げている。
「絵麻、なんで………」
「………お兄ちゃんって呼んでほしいのかなと思って。違いました?」
びっくりしすぎて固まった俺に、絵麻はボソボソ言い訳の様にそう呼んだ理由を説明しはじめた。
さっき絵麻の聞いたというラジオで聞かれた、今年の3大ニュースのトップニュースは『念願の妹が出来たこと』って言った、俺。
「一番にしてくれるくらいに、喜んでもらえてるなら、嬉しいなと思って。だから、妹らしくしようかなって…」
今まで、何度頼んでも恥ずかしがって呼んでくれなかったのに。
最初に会った日に訳も分からずに呼んでくれたとき以来かも。
(嬉しい…うん、嬉しい)
なんか、胸の中がいっぱいだ。
だけど、嬉しーんだけど…なんか、ちょっともの足んない。
「じゃあさ。じゃあ!お兄ちゃん、大好き★って言ってみて?」
それなら満足できる気がする。
「え。それは無理です」
あ、また敬語に戻っちゃった。
「いーじゃーんーー」
「だ、駄目です…」
「むー。大好きって言われたいーーー俺、そうしたらちょー喜ぶよ。今年の目標ソレにかえよっかな」
「そういうのは、可愛い彼女に頼んでください!」
「ん?」
そっぽ向いた絵麻が、言いすぎたって感じで口に手をあててる。
「彼女?そんなのいないけど?」
「でも、可愛い彼女ができたら大好きって言い合いたいって…」
「ああ」
あのラジオで来年の夢みたいなのを書いたときに、仕事以外のプライベートは?って聞かれてそんな話をしたことを思い出した。
まだそうゆう相手もいないって話だからギリギリオッケーかと思ったんだけど。
あの後、ちょっとお小言を言われたっけ。
そんなに炎上しなかったけど。いつも正直だし、俺。
(ん…?)
なんとなく、彼女の横顔がさっきみたいに寂しそうに見える。
拗ねてるみたいに見える。
これって気のせい?
「絵麻。もしかして妬いてんの?」
そうだったら嬉しい。
つい顔がにやけてしまう。
「そんなことありません。お兄ちゃんにヤキモチなんてやいたって、しょうがないでしょ」
(お兄ちゃんって言うときの絵麻、敬語じゃなくなるー)
そんなことに気がついて、さらに俺はニヤニヤしちゃう。
ぎこちないお兄ちゃん呼びに、なんかウズウズしちゃう。
でも、そう言う絵麻の横顔はどうみたって、拗ねてる。
百歩譲ったって何にもない顔じゃない。
だって、この流れで絵麻が拗ねてる理由がそれじゃなかったら、そんなん、おかしーじゃん。
「なんでなんで、妹にヤキモチやかれんの最高だけど」
「それは、椿さんが妹萌えだからですよね」
「うん。そうかも〜でも、いいじゃん。俺が嬉しいんだし。キミにヤキモチやかれんの最高うれしーって。それにさ。前も言ったし、いっも言ってるけど、俺はキミが好きだよ」
「………妹として。ですよね」
ちょっと赤い顔でほっぺを膨らませるみたいに唇ちょっととがらせちゃって。潤んだ瞳を隠してる。
(あれ?)
(ここでそう来る?)
なんだか、今日の絵麻は必要以上に兄妹にこだわってるみたいに見える。
(なんだろう?)
(………!)
そう。思っちゃったら回りくどいことなんかできない。
直球でいくしかない。
だって、そんな嬉しすぎること、ちょっと信じられないけど。
信じられないから、早く答えが欲しい。
「絵麻、もしかして俺のこと好き?」
絵麻はびっくりした顔を俺に向けた。
もちろん、違います。なんて言われなくてホッとした。
真っ赤になって、さっきより潤んだ目で、ちょっと怯えたみたいな不安そうな顔。
これは、間違いじゃないんじゃない?
「絵麻、かーーいすぎ!」
告白する、女の子のドキドキの顔。
そんなの見たら、答なんか待ってらんなかった。
俺は、それまで背もたれにしてたベットの下の床にそのまま絵麻を押し倒した。
「っ…!?」
床に押し付けられて絵麻は驚いて息を飲んでる。
びっくりしてまん丸になった瞳は涙の名残かキラキラ輝いて俺を誘惑する。
「な、に……」
「絵麻は、俺が妹萌えって知ってんだよな」
震える唇は柔らかそうでいつだって食べちゃいたい。
熱くなってる頰は、つやつやでそっちも美味しそう。
「妹ってだけでさ、かーいいし。お兄ちゃんって言われたらキュンキュンしちゃうんだけどさ」
そう言って、瞳を細めて笑ってみせる。
ちょっと悪い顔になってるって自分で知ってる。
「妹にも二種類あるんだよー?」
「二種、類…?」
「そうそう、一つ目はね。本当の妹とか。妹なのになんでこんなにかーいいんだろー。可愛いすぎて、思わず、こんな風にほっぺた食べたくなっちゃったりするみたいな」
俺は、その頰をターゲットに歯をたてずに唇で噛みついた。
「ん!?」
絵麻は頰だけじゃなく耳から首元まで真っ赤に染めてしまった。
俺はペロリと自分の唇を舐めた。舌なめずりするみたいに。
絵麻が怯えとはちがう不安な期待の瞳で俺をみいる。
その熱い視線にゾクゾクする。
「それと、もうヒトツ。妹なのに本気で好き。絵麻みたいに突然できた…妹のはずなのに、女の子でもあるってカンジ…」
少しずつ顔を傾ければ、絵麻はぎゅっと目を閉じる。
「禁断のカンケー」
そっと耳元に吐息混じりに低く囁く。
美味しそうな桜色の耳たぶに浮かされた、熱の籠った囁きは演技なんかじゃない。
耳輪にも噛み付く。
「んんっ」
顔をそらした首元が露わになってすごく色っぽい。
「かーいい妹で、大好きな彼女さん。そんなのどう?」
このまま、先まで進んじゃいたい。
決定的な約束が欲しい。
「私…?」
不思議そうな顔で絵麻は俺を見上げてくる。
そんなに不思議そうな顔されると、ちょっと傷つく。
「他の子と付き合いたいなんて、思ったことねーもん。キミしかないよ」
「………そんなの………だって。どっちなんですか」
怒ったみたいな言い方は絶対、照れてる。
(絵麻の意地っ張り)
素直になればいいのに、怖がってる?
「だから~どっちも。妹で恋人で可愛いキミ。最高じゃん」
「そんなの…」
「変?」
自分の気持ちを言葉に出すのが苦手なキミ。
いっつも、言いたいことや思いを抑えて、自分が我慢して過ごしちゃうキミ。
そんなキミのことを自由にしたげたい。
楽しくさせてあげたい。
「いいんだよ。そんな俺のことが好きになってくれたんでしょ?妹でもいいから可愛がってほしーってくらいに」
「…っ!!」
ほら、全部見せて。全部俺にちょうだい。全部暴いてあげる。
嬉しくて楽しくて、可愛くて。
もう、なんだっていい。
全部好き。
絵麻が大好き。
キミが欲しい。
「ほら、言って。椿お兄ちゃん大好きって。そうしたら俺はキミだけのもの」