二年前に観たときの衝撃を
思い出していました


見たこともないほどの
剥き出しの烈しい感情と
もの凄い熱量に圧倒されて

虜になり
恋焦がれ

どうかお会いできますようにと
祈った日々が懐かしく…


あのときは
これを演じることで
それまでのスケート人生における
苦しみ
悲しみを
昇華させたのだ…と
思っていましたが


まさかその後
また新たな苦難が待っていようとは


いや…
今思えば
その直前の早春に
兆候はありました…



あれから二年
今の『マスカレイド』は

熱量は高くありながら
どこか冷たく澄んでいて
それは今の彼の心情の表れのようにも
感じました


もしかしたらそれは
双子の片われである『Crystal Memories 』を
内包した姿なのかも…などと
想像したり



幾度も自らの仮面を剥ぎ取り
叩きつけ
粉々に砕いてきた彼は

今回ラスト
獣のように吼え

そして初めて
仮面を空に向かって放り投げた


その咆哮は

「このままじゃ終わんねぇぞ」…

という叫びのようにも聞こえて


達観と踠きが同居する
複雑な心の内を垣間見たような気がしました



穏やかな凪の日もあれば
心に嵐が吹き荒れる日もまだまだあって

でもそんな彼を支えているのは
4Aを跳びたいという
ただその一心であり


その夢を現実とするその日まで
いましばらく自分を守る仮面と共に
生きていこうと決心したのかな…と




それなら
わたし達にできるのは

その仮面ごと
あなたを愛することだけです





このプログラムを今やるということにも
結構いろいろ深い意味があって

こういうコロナの状況とか
また自分が今まで感じてきたこととか

特に先シーズン 今シーズンと感じてきた
孤独感とか…なんか…
自分の仮面みたいなものとか
そういったものを表現したいな…
みたいな感じで思ってたんですけど

皆さんの中にもたぶん仮面はあって
でもそれがあるからこそ生きていけるし
それは必要不可欠なものであって

今はもうちょっと大切にっていうような
この子と共に生きてくって感じがしてます