【登壇報告】“食と酒のマリアージュ”は、センスではなく設計できます
先日、福岡県のガストロノミー推進事業「ガストロノミーセミナー」にて、ソムリエとして講演の機会をいただきました。
三國清三シェフ、笹岡隆次シェフ、柏原光太郎さんと同じ場で学びと熱量が交差する時間。関係者の皆さま、参加者の皆さまに心より感謝申し上げます。
今回のテーマは「食と酒のマリアージュ」。
“なんとなく合いそう”ではなく、現場で再現できる形に落とし込むのが僕の役割でした。
■マリアージュは「好き嫌い」より“構造”で考えると失敗しにくい
会場でもお伝えしたのですが、ペアリングがうまくいくかどうかは、センスよりも「設計」に近いです。
難しい言葉を使わずに言うなら、ポイントはこの3つ。
① 味の強さをそろえる(パワーバランス)
料理が繊細なのに酒が強すぎる、逆もまた然り。
まずは“声の大きさ”を合わせる感覚が大切です。
② 香りは「同調」か「対比」を意識する
同じ方向の香りで寄り添わせるのか、あえて違う香りで奥行きを出すのか。
ここが“おいしい”から“記憶に残る”へ変わる分岐点になります。
③ 余韻の設計で「次の一口」を呼ぶ
最後に残る余韻が、次の料理を邪魔しないか。
むしろ「もう一口いきたい」と思わせるか。
実はここが、満足度を大きく左右します。
■“地元の食”を、世界の言葉で語れるように
福岡には、誇れる食材と酒が揃っています。
でも価値は「ある」だけでは伝わりません。
どう語り、どう体験に変換するかで、富裕層や海外の方の評価は大きく変わります。
今回のセミナーは、まさにその入口。
「食が酒を育て、酒が食を磨く」— そんな循環を、現場の皆さまと一緒に形にしていけたら嬉しいです。
■こんなご相談も増えています(実務として対応できます)
最近は、イベントや宿泊施設の方からこんな相談をいただくことが増えてきました。
・コース料理に合わせたペアリング設計(酒・カクテル両方)
・地元食材を使った“ストーリーのある一杯”の開発
・試飲会/セミナー登壇/スタッフ研修(提供トーク含む)
・表彰式やVIP会食での演出(ショー×ドリンクで体験化)
「うちの地域の魅力を、飲み物で伝えたい」
そんな時こそ、お力になれると思っています。
最後に改めて。
素晴らしい場をつくってくださった皆さま、そして真剣に耳を傾けてくださった参加者の皆さま、本当にありがとうございました。
ご相談・ご依頼は、SNSのDMまたはお問い合わせからお気軽にどうぞ。
“その土地の食と酒”が、もっと誇らしく伝わる体験づくりを一緒に。








