何気ない日々も 特別なストーリー | 銀座、自由が丘カフェ、サロンでプリザーブドフラワーレッスン フルール・エ・ミント Fleur et Menthe

銀座、自由が丘カフェ、サロンでプリザーブドフラワーレッスン フルール・エ・ミント Fleur et Menthe

自由が丘スクール フルール・エ・ミント
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プリザーブドフラワーを学んで
上品にセンスアップしませんか?

ファッションセンスも上げて品のある〝凛”とした女性へ♪



こんばんは。

自由が丘カフェでフラワーレッスンを開催している

Emiです。




今日はエイプリルフールですが・・・

ウソはつきません。安心して読んでください。笑





でもせっかくの特別な?日なので

いつもと違った記事の書き方、

ストーリー仕立てで書きたいと思います。






先日ウェディングブーケの記事を書いたので

その流れから、

以前ワンデースペシャルレッスンで

ブーケを作られた方のハッピーエピソードを。



一部若干の誇張はありますが、ノンフィクションです。

そしてここでの主人公は、

フラワーアーティストとして

活動している私ではなく、”あなた”だと思い、

読み進めてみてください。


※依頼主の新婦さん=カオリさんと偽名にします。









あれは2年ほど前

街をキラキラと輝かせる、

クリスマスのディスプレイ装飾をしていた頃・・・



私の元へ、一通のメールが届いた。



ホームページを見て、

”是非先生のところで自分のブーケを作りたい”

という内容のものだった。




私にとってはブーケは特別な存在だったので、


思わずその場で歌い出したくなるような

嬉しい気持ちをグッと抑えながら、


「カオリさま、ありがとうございます。」


と一言囁き、そのメールに微笑んだ。



そしてすぐに手帳を広げ、スケジュールを確認し

深く深呼吸をしてから姿勢を正すと、


気を引き締めて、


ゆっくりと返信メールを打ち始めた。






まずはご連絡いただいたお礼から。

そしてブーケに関する質問を


ご希望の色やデザインはどのようなものか、

式はいつで、レッスンはいつ頃がご希望なのか、

ご予算は?等々・・・




すると数日後に、

写真が添付された返信が届いた。


カオリさんは、ある程度の希望やイメージを


既に決めていたようだった。





「あ、カオリさんからだ☆」 と私。

チョットした緊張とワクワクする気持ちを胸に


早速添付写真を開いてみると・・・




なんと、

初心者の方にはハードルの高い技法のものと、

デザインだった。





「oops...! そうですか。

 そうよね、写真じゃ イメージだけで

 実際の技法がどういうものか分からないものね。。」


一人そうつぶやくと


冷たい冬の風が窓をカタカタと揺らした。


そんなどこか乾いた風が吹く外を眺めると、

どうしたものかと考え始めた。







「普通のスクールならあの技法を初心者の方には

 させないかも知れないなぁ・・・」 と、



最近お気に入りのバニラフレーバーの

ルイボスティーを淹れながら

やけどをしない様にそっと一口飲むと、

その熱で体が温まるのを感じ

またじっくり考えていく。




ワンデーレッスンは初心者の方も気軽に参加でき、

1日で完結するのが魅力。




「このご希望で時間内に上手く出来るかどうか・・・」



飲みかけのティーカップをデスクに置くと、


一人パソコン画面の前で小さく息をこぼす。





でも、ウェディングブーケとは

とてもとても特別なもの。


女性が輝ける特別な日のもの・・・ 




甘いバニラの香りと温かい湯気が鼻をくすぐる。




私は目をつぶり、軽く深呼吸をすると、

ゆっくりと丁寧に言葉を重ねていった。



出来るだけご希望に沿いたいという意思を伝えながら

デザインや技法の説明をし、

それを作る為に有する時間等を伝えたうえで、

どうされたいか?と返信した。



結果は、その難しい技法のものは一部だけ取り入れ、

デザインは続行することになった。





数日後、私は未だに治ることのない


心配性の母に電話をかけると、


自分に宣言するかのように、


「プリザーブドだけでなく

 フラワーレッスンも初めてだというカオリさんに

 レッスンを終えた後、笑顔でご満足頂けるような、

 そんなブーケづくりをサポートするわ☆」


と伝えた。



「ブーケは大作だから大変だと思うけど、

 カオリさんに喜んでもらえるよう頑張ってね。」 



母の声は温かく、電話越しに微笑んでいるようだった。






それから新年、バレンタインディスプレイ用と、

ブーケの材料を順調に買い揃え、

レッスン日時を決めたころ、 


また一通のメールが届いた。


「あれ?カオリさんからだ。」




私は他の方のオーダー品を作り終え

後片付けを済ませると、


手に付いた汚れを足早に洗い流しにいく。



部屋に戻りメールを開封すると、



結婚式でサムシング4をするという内容だった。

 


これは、

何か 古いもの

何か 借りたもの

何か 新しいもの

そして

何か 青いもの。




その中の”青いもの”をブーケに取り入れたいというものだった。


でも、お花でではなく、

アクセサリーで取り入れたいという希望だ。



「 アクセサリーか…。 」


思わず声に出しながら読み進めると、


カオリさんはもしそのようなものが花材屋さんで

揃えられるならという考えだったようで、

私も探してみますと返信した。




でもこれが、

思わぬ方向に行くなんて


その時は誰も知る由もなかった。








長くなってしまったので


To be continue ・・・☆