〜望郷の春〜
一年前の春を振り返って。
尾張の鬼門に位置する
名古屋市守山区志段味地区は
約12年間暮らした
私の第二の故郷。
その地には、熱田の奥の院が二つ。
そして、その神秘な歴史に包まれた場所に
昨年4月1日
しだみ古墳群ミュージアムがオープン。
ミュージアムの開館を楽しみにしていたので
この地を離れる前、
最後の思い出作りと思い
オープン初日に足を運びました。
私が引っ越してきた当初、
この辺りはまだ整備されておらず
自然がそのままに
怖いくらいの雰囲気が漂っていたが
今は公園のようになり
陽が射したかのような
明るい雰囲気に。
館内は有料、撮影可能。
大和国から尾張国へ渡ってきた尾張氏とも
深い繋がりがある志段味地区。
約1700年前の祖先が築いた史跡には、
神秘と古代のロマンが眠っている。
守山区には、熱田の奥の院が二つ。
その一つが東谷山の山頂にある
尾張戸(おわりべ)神社古墳。
御祭神 天火明命(あめのほあかりのみこと)
天火明命=ニギハヤヒ
自分の産土神様でもある
尾張国一宮・真清田神社の御祭神と同じであると知った時は、
鳥肌が立つくらい驚きました。
だが、その後に様々な疑問が浮上。
この山に封印されている神には
何か秘されたモノがあると思った。
尾張国の東谷山と
大和国(現在の奈良)の三輪山が
同じ波動だと感じている人もいるそうで
私は三輪山へ登ったことがないけれど
あっ、そっか!
なんだか納得できる気がした。
尾張神社古墳の麓にある
東谷山フルーツパークは、しだれ桜が有名で
毎年美しい桜景色が広がる。
雨情枝垂れ桜。
2019.4.7
コロンと丸くて
まるで桜のブーケのような姿が可愛い♡
尾張戸神社古墳に埋葬されているのは何だろうか。
東谷山に封印されている神とは。
古代の古墳群と神の謎。
縁あって約12年間暮らした
尾張の鬼門。
長い年月を経て
再び故郷の西尾張へ戻ったところで
その意味についても深く考えさせられている。
第二の故郷。
懐かしい望郷の春に思いを馳せる。