1、2に続きv3もプレイ。
前知識ゼロでのダンガンロンパは初。
・最初に~序盤
なんとも評価の難しい物語。5章辺りまではいつものダンガンロンパの範疇だったが、6章で明かされる怒涛の事実(?)は1、2もプレイしているファンは特にショッキングな内容だった。
主人公が少女というのは、前作までの流れからするとかなり新鮮に感じた。最初はやたら主張してる胸が気になったり、ギャルゲーモードはどうなるんだろうとか余計なことを考えていた。ようやく慣れてきたのは学級裁判の途中辺りだったが…
プロローグで最初に出てくるのは普通の制服の少年少女16人。なんか服装が公式やPVと違うけどこれもいいなと思ってたら、すぐ変わってしまってガッカリした。このプロローグで、「何故か見知らぬ教室にいる」シーンを制服と超高校級の服で2回繰り返された。ほぼ同じシーンが別の服装で2回行われた。流れは教室で最原と会う→制服で体育館に集合→超高校級に相応しい服に変えられる→記憶を持たず最初の教室で再スタート
この時は全くイミフだったがいつもの記憶操作的な奴だろうなと深く考えてなかった。
コロシアイの流れはいつも通り、舞台は1のような学校(外に出れる分閉塞感はあまりない)、ただ今回からモノクマーズというモノクマもどきが5匹登場している。
PVで見たときは子供向けにシフトしたのかとちょっと嫌悪していたが、最後にはいて良かったと思えた。皆そこそこ良いキャラしてるし、というか同情するくらいの扱いで…
v3の総合評価は子供向けどころか、その辺の18禁ゲームよりずっと18禁していると感じた。入間とか入間とか、ストーリーとか、あと入間とか。リアルなグロテスク表現とかエロを武器にしているゲームと張り合える程度にはv3はショッキングな内容のゲームだと個人的には思う。ただ人によって全く感想が異なる作品だと思うので、気持ちの共有とかは難しいかもしれない。
そういえばモノクマがのぶ代さんからまる子に代わってたけど、終盤まで違和感が消えなかった。なんというか悪くはないけど同じ存在という認識するのが難しいという感覚がしばらく続いていた。
コロシアイが始まる前に、一度脱出を試みるが失敗(絶望のデスロードとかいう無理ゲー)、天海くんから明かされる「超高校級狩り」という言葉があったり、なんやかんやで16人の中に首謀者がいるという話になる。モノクマは2日以内に死亡者が出ないと皆殺しと伝える(今までのモノクマと比べるとやたら強引)。首謀者暴きの件もあって期限直前に最原・赤松ペアと、色々知ってる天海くんが行動を起こす。で、天海くん殺される。犯人はまさかの主人公。
学級裁判で犯人指定とかなっても?ってなるくらい主人公犯人(主人公交代)は全く想定していなかった。最原君は霧切さんポジでサポートするのかとかなんとなく想像していたのだが、まさか主人公に切り替わるとは。なったらなったで意外とすんなり受け入れられたけど。
処刑方法は1→2と甘くなってる気がしたから油断してたけど、結構残酷。首を吊った状態で巨大ピアノの鍵盤を行ったり来たり、最後は上からアイアンメイデンのような針の壁で潰される。あとモノクマーズのハイな奴(モノキッド)が1匹巻き添えになって死ぬ。(モノダムに消される)
2章明けには意味深な赤松楓の葬式シーン。この段階では死ぬ度このシーンが出るのかと思ったけど、そんなことは無かった。
死人が出たことで恒例のフロア拡張。今作は基本的には超高校級の部屋が増えること=フロア拡張という感じ。この2章ではプールやカジノが拡張されたがそれ以降はイコール超高校級の部屋だった。今作の謎への手がかりは思い出しライトとなっていた(一応形としては)。
そして記憶として映し出される16人の葬式映像、さらにゴン太が見つけた石に書かれた「いは うま」という謎の暗号…
ようやくこの学校と彼らの置かれた状況の謎解きが始まった…(ように見えた)
そんな流れで謎解きと、コロシアイが同時進行で行われていく。
そういえば3章は死者の蘇りはモノクマ曰くこの世界では可能という話で、実際には行われなかったが、本当に可能だったのかは非常に気になるところ。
以降は別記事で。
・トリック
全体的にトリックは前作以前よりも洗練されている印象を受けた。
1章のトリックも咄嗟の思い付きとは思えない発想と行動力。2章のトリックはプールの致命的なミスさえなければ恐ろしくスマートな方法だし、3章もハプニングでヤったとは思えないほど上手く犯行を成し遂げている。
学級裁判で犯行を辿っていくのは、前作よりも楽になっている印象。ただ犯人が致命的なミスさえしなければ証拠までは至らなかっただろう。
ある意味犯人に毎回助けられてるような感覚があった。
・学級裁判
今回新しく追加された要素で興味を引かれたのは、嘘を付けるのと、複数が同時に討論するパニック議論。嘘は前作追加された同意より面白いと思う。ただ、パニック議論にしてもそうだが取って付けたようなまだぎこちないシステムという印象を受けた。
わかりやすすぎるから嘘のタイミングに楽しみが少なかったり、パニック議論にパニックらしさが足りなかった。一応裏ルートで嘘を言うタイミングを考えることは可能だが、それで話、ストーリーが変わることは一度もないということなので、クリア後試してみようという気にもあまりならない。別ルートを作るというのは大変すぎるのだろうけど、簡単なバッドエンドルートの1つや2つはあっても良かったと思う。
ミニゲーム風のシステムもいくつかあったが、単体ではあまり面白くないので、やはり推理して真実が判明し、話が進むという楽しみがダントツの楽しみであることは変わらない。
・カジノ
今作はカジノで遊ぶことができる。景品はプレゼント、ダンガン紅鮭団(スクールモード的なキャラとの交流)で使用するアイテム、モノパッドの模様替えアイテム、裁判で使用するスキルなど。このカジノのゲームはスロット以外推理のミニゲームから応用されたものであまり面白くないが、コインを集めるのは楽なので景品はすぐに集まった。
しかしリスクは高くないしゲームも白熱しないので、あまりカジノっぽさはなかった。
・ダンガン紅鮭団
恒例のキャラとの交流。ここで対象キャラについての新しい発見があったりするので、絆埋めもデートも毎回楽しみにしている要素である。しかし今回はそれだけでなく、カジノ隣のホテルであれこれ「夢」のひと時を味わえる。いつもより色んな意味で過激なダンガンロンパ。
前作と違うのは今回は本当にキャラとの交流だけが目的となっていること。ロボット作るとかの目的はない。余計なものが減ってスッキリしたと思う。
さらにキャラの親愛度は次の周回でも引き継げる。これで一つ一つのエンディングをセーブすることもなくなり、気持ち的に楽になった。全員マックスで完全ハッピーなエンディングを迎える。
・超高校級の才能育成計画―――――絶望のダンジョン モノクマの試練
←で育成して、→のダンジョンに挑戦するRPG的な物(プレイ中)。
ボリュームが凄まじい。1,2を含めたキャラクターも育成できる。育成中にはキャラ交流が盛んに行われる。過去作のキャラクターや能力の高いキャラクターを手に入れるには、ダンジョンで手に入るGが必要。お気に入りのキャラクターや強いキャラクターを育てたり、キャラ同士の絡みを見たりとかすると相当なやり込みが必要になりそう。
