ずんだ餅ファクトリー

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東京事変「遭難」

私自身事変でもトップクラスに好きな曲なのですが、この歌詞に

「出遭ってしまったんだ。」

というフレーズが出てきます(原文ママ)。文脈を整理するために歌詞を掲載。


最後ですね。
普通、出会うとか出逢うとか書きそうな熟語ですが、ここは彼の独特極まりない世界観をぶち上げる椎名文学だと思って済ませて仕舞わないで自分なりに解釈しようかと思い立ちまして。
結論から。
社会通念上乗る物も見当たらず拒まれる恋愛なり不倫は危険なもの。自我の精神性も制御不能なまで如何にかなってしまい、このままこの危うい恋を進めれば堕ちるやもしれない。それでもやめられない。一層深く愛し合う二人は真実等に興味はないけれど、この恋に、出会いに関してお互い似た答えを持つ。
「出遭ってしまったんだ。」
その危うさを遭難と譬えタイトルに持ってきて、出会いを出遭いと語呂にかけたのかと思います。つまるところこの恋は何れ堕ちるのが目に見えているが、真実から興味を無くす程の破滅的な出会いは遭難だという…
勝手極まりない解釈で申し訳ないのですが、歌詞全体の云わんとする所も含めて考えてこうなりまして。
やはり林檎姐さんの歌詞は読んでも読んでも飽きない……