シャンプー時に私はあまりお声掛けしません。
「お湯の温度はよろしいでしょうか？」
「力加減はよろしいでしょうか？」
「かゆいところはございませんか？」
「流したりないところはございませんか？」
これら、全て、言いません(笑)
お湯の温度は、実はマメに変えています。
季節によっても温度設定は違います。
その日その日の気温でも調整しています。
外気温が暑いときは涼んでいただいてからシャンプーしますが、「冷たくて気持ちいい」と思ってもらえるような、ぬるめの温度からスタートします。
寒いときは、髪も頭皮も耳も冷えていますから、「熱っ」と思われないくらいに少しぬるめの温度からスタートします。
徐々に熱く、常に同じ温度ではなくて、
常に適温と感じてもらえるように調整しています。
もしも、熱かったりしたら、身体のほんの少しの動き（力の抜き加減）や表情でわかりますので、すぐに調整します。
力加減も、実は人により変えています。
「汚れを落とす」というよりは、リラックスのためのシャンプーの方が意味合いが強く、昔ながらのシャンプーですがマッサージの要領で、頭皮の硬さ等で加減しています。
時間をかけ、隅々まで気を配っておりますので「かゆい」「流し足りない」と感じることはありません。（たぶん、(笑)）
唯一、お声掛けするのは
シャンプーの時のお顔にかけるフェースシートに精油で香りをつけているのですが、
この香りに関してだけはお伺いしております。
精油の名前や精油成分、言葉のイメージで選んでいただいていますので、
もしもイメージと違ったとか、苦手な香りだったりしたらリラックスできませんから、これだけはお聞きますね。
もし合わない香りだったら遠慮なく「変えたい」と仰ってください。
たまに首元に力が入ってしまうお客様がいらっしゃいます。
「頭が重いのではないか？」
「シャンプーしやすいように動こう」と
性格的にとても気を遣ってくださっているのですが、心配ご無用です！
何も考えず、ズシン、と私に委ねてください。
「力を抜いて」と言われても、一度入ってしまうと、抜こうと思っても抜けません。
ですので、お声は掛けません。
力を込めさせてしまったのは
リラックスへと導き足りなかった私の力量不足です。
「シャンプーは気持ちいい」と思ってくだされば
自然と意識せず、力は抜けます。
「美容師さんのために」という意識は本当に要りませんので、お気遣いなく。
◆
お声掛けしないのは、放っておいてるわけではなく、会話でリラックスを途切れさせたくないからです。
わざわざ聞かなくとも感じ取れますので、お声を掛けないのです。
シャンプーのリズムやお湯の音を楽しんでください。
でも、お喋りしたい方には付き合いますので、ご遠慮なく～～(^-^)