適当さとセンスの良さが絶妙な多国籍な街。


歴史ある建築物・記念物が街中に、

近代ビルも違和感なく立ち並び。

普通に建ってる建物も年季入ってて。


街自体から雰囲気が。


もしかしたら、

すべてにおいて、

過去と現在進行形が入り混じっているのかなと。


それが、ロンドンなのかも。

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滞在中に“日本”とメールや電話をしていたら、

この旅の意味はないと思ってて。

インターネットも、

現地のネットカフェで

ホテルやB&Bを手配するのに使っただけで。


ロンドン市内の地下鉄を中心に予算内で宿泊先を捜し、

旅行者街、住宅街、下町、郊外、高級住宅街や

ブライトンの海辺に滞在し。


気ままに街歩くか、公園行くか、パブで呑むか、洗濯とか。

街の雰囲気が、その街のパブの雰囲気に。



昭和初期までの東京銀座周辺の街並み・駅は

ロンドンを意識したのかも。



部屋では、£20で買ったラジオから

“60'sなSoul、R&B、R&R、Ska”“Raggae”“Dub,Drum'n Bass”

…ずっと流れてるFMやBBCを気分で選んで、

窓の外を見ながら

アルコール7.5%と味の濃いギネスのボトルばかり。

朝起きて曇ってる時のFolkRockとか。



風吹くまま流れ流れる、気まぐれで立体的な空。

分厚く近い雲や、晴れた時には飛行機雲が出ては消え。

曇り空や小雨が気にならなくなり。

どしゃ降りな通り雨にあった時は雨宿りしたり。

すぐ変わる空模様。



ブライトンのビーチには哀愁漂うリゾート感。

晴れた日は、午前中からビーチで小海老とLove Beer。

黄昏時の美しさ。同じ空は二度と見れず。

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滞在・Strangerが目的の一人旅は自由に自己責任。

楽しく、ふとした瞬間にとても淋しく。


基本的に、一人行動が好きだったりするんだけど、

その淋しさは想像以上で。

「あぁ、淋しい」と独り言を口から吐き出すようになってから、

行動が変わったかなと。


そして、行動の後に自己整理が出来ないと切り換えが難しく。

色々と思い出したり、考える事もでき。

自分って弱いなぁと思いながらも。

開き直るというか吹っ切れる時には、

FMからROCKなPOPSが流れてた。


楽しかったんだけど、

それ以上にあの淋しさを体験できてよかったと。



唯一、心の糧というか支えとして持って行ったサックス。

公園や海辺で、

FMからのDrum'n BassやRaggaeに合わせて吹いたり、

フレーズ作ったり。


街歩いてるうちに鼻が利き、


ロンドンのバーでギネス呑みながら、

若いモヒカンドラマーもいた大人たちのバンドと

“R&Rや60'sのSoul”を即興セッション。


『Route66』から始まり、

日本でやりたくてもなかなかやれなかった曲ばかり、

映画『ザ・コミットメンツ』『BACK TO THE FUTURE』

…な気分で。



ブライトンのクラブでのイベント『Mods VS Rockers』に

遊びに行ったら、

音楽の歴史なR&R、R&B、SOULの担当が決まった選曲で、

“JB is the King of FUNK!”で意気投合し吹く事に。


ブライトンでこの名前なイベントに

飛び入りで吹けちゃった喜び。


結局、音楽・サックスやギネスが、

現地で人と知り合って楽しんだり勉強になったきっかけで。


滞在が目的だったからこそ、サックスが本当に楽しくて。

吹ききっちゃったら、今度は旅の目的を見失う事も。


街から街に移動する際は、去りがたくもあり。

次の街が楽しみでもあり。

それの繰り返し。



喧嘩マンはテームズ川に身を投げてネプチューンマンとなり、

侘び寂や情に通じるザ・サムライとなったのが

わかった気がする。



ロンドンとブライトンで体感した音楽には歌心が。

それはきっと日常で、特別な事ではなく生活の一環なのでは。

音楽がというより、ムードを楽しむ事が。



そして、なんてLove Beerなお国柄。

朝からパブで呑んでる。

一杯の量と楽しむ時間が日本とはまた違い。



たかだか5週間。

人から見たら中途半端で無意味な日々かもしれないけれど、

自身にとってunusualな環境に身を置けた貴重な5週間だった。


毎週毎週求める事が違った1週間で、

それが全て繋がってた5週間。

選んでたFMも、不思議と毎週変わっていったかなと。


次に、

TDLピーターパン・ロンドンの夜景な模型を見たら、

どう思うのかも楽しみだったりもする。

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また行きたい街

やってきた事
やれない事
やってみたかった事

を体験できて、

やってみたい事

も朧気ながら見えたから。



あの、ゆっく~りした感じもけっこう好きだったりする。



出発前に、呑みやラーメンや電話…歓送していただけた友人たち

数年前に、ロンドン行けと言い続けていた偉大なる呑み友達

3月に「行っちゃえば」と発想をくれたMint Frapper!の相方

家族

…に「行ってきちゃいました」「無事に帰国しました」を。



そして、

“ロンドンと日本文化”等々の

感覚が似ている共感者にはSpecial Thanksです。



FMから流れててCDを購入したU.K.な一枚から一曲

『ELIZA DOOLITTLE / ROLLER BLADES』
『THE OVERTONES / GAMBLING MAN』