初秋のことですが、flatto(フラット)でお取り扱いさせてもらっている作家の安田宏定さんの工房を訪問させて頂きました(^―^)
普段は京都に住まれていて、作陶をされているのですが、素焼きや本焼きなどの工程は、滋賀にある安田宏定さんのご実家の工房にて作業をされているのです。
安田宏定さんのご実家は祖父の安田全宏さんから続く陶芸家さんのお家なのです(^―^)
【安田宏定さんの滋賀の工房】
京都の工房には何度かお伺いさせて頂いたのですが、滋賀のご実家の工房へ行かせてもらうのは、この時がはじめてでした(^―^)
「山」と見間違う広大な土地に立派な工房が佇んでいます。
工房の中もきちんと整理されていて、宏定さんをはじめ、安田さんご一家のお人柄がわかるかのようです。
実際、こんなきれいなろくろ場は見たことがないくらい…
【器を焼く窯】
所せましと窯で焼かれるのを待っている器たち。
そしてその前には電気窯とガス窯。
きっと、この場所でいろいろと釉薬のテストを重ねてきて、今の安田宏定さんがあるのだろうなぁっとしみじみ。
【釉薬が塗られた器】
安田宏定さんの新作でもある黒と白のコントラストが美しい「掛け分け」の器の制作過程。
水色の部分に塗られた釉薬が窯で焼くことによって、きれいな黒になるいくそうです。
水色が黒に変化するって不思議ですよね。
こういう体験はすごく貴重なのでありがたいです(^―^)
【ろくろ場の道具たち】
安田宏定さんは京都の工房にてろくろを引いているので、今のこのろくろ場を使っているのは安田さんのお母様。
削り取る道具や器の長さを計る道具、絵付けをする筆などが置かれています。
取材をさせてもらっていて、一番惹かれたのが、このろくろ場。
温かみが伝わってくるような作業場ですよね。
【和食器ができるまで】
ひとつの器ができるまでには、いくつもの工程があります。
安田宏定さんの場合はろくろで器の形をとってから、3度の窯焼きをされています。
素焼きに、本焼きに、オリジナルの銀をほどこして、さらに2度目の本焼き。
数週間経て、やっと完成する手作りの器。
かなりの技術を持っていらっしゃる上に、この手間のかかる行程を丁寧にこなす。
そうして生まれるのが、作家・安田宏定さんの器なのです。
安田さんの場合、納得のいかない焼き上がりになった時は、その器を世に出すことはないんですとおっしゃっていました。
クラフト市での販売も、B級品はひとつも出てこないというクオリティ。
その姿勢がものすごく好きです(^―^)
【安田宏定さんのこだわりの和食器】
ひとつひとつ丁寧に作られた安田宏定さんの和食器。
近代のモダンアートの雰囲気を盛り込みながらも、もっと気軽に使えるようにと普段使いのために考えて作られているんです。
料理の盛り付けも上品に決まるので、これからの季節、おせちを乗せるお皿としても良いですね(^―^)
【安田宏定さん器で料理の盛り付け】
白身魚のフライですが、盛り付けてみました(^―^)
プロではなく…自分で盛り付けたので、素人が背伸びしたような盛り付けで申し訳ないですが(つд`)
それでも割とおいしくは見えますよね(笑)
絵付けの器に盛り付ける時は、デザインをみせた方が決まりが良いですね!
ぜひぜひ、皆様も試してみてくださいね!
【秋のにおい】
工房に訪れたのは9月半ばでしたが、滋賀の甲賀はもう秋の気配。
モミジが少しずつ色づき始め、ススキも穂が出てきていました(^―^)
滋賀ののどかな風景ってなんだか好きです。
では、今日はこの辺で。
いつもブログを読んでくださってありがとうございますね。
今日は特に寒い気がします。
週末はさらに寒くなるみたいですね…
みなさまも風邪など引かぬようお気を付けくださいね(^―^)
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