武曽健一さんの工房「花虎窯」への訪問編 | 和食器通販*flatto(フラット)ブログ

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女性に人気のナチュラルな器から、こだわりの作家ものの器を販売。日々の生活をちょっとだけオシャレに。普段使いのできる器をセレクト。
滋賀でショップがある「うつわ屋」ですのでお気軽にご来店ください!

今回は、武曽健一さんの工房「花虎窯」への訪問のお話。
前回のブログ「武曽健一さんとの出会い編」の続編です(^―^)


昨年(2016年5月末)に、福井の陶器市「越前陶芸まつり」にて、
武曽健一さんとの出会いを果たしたflatto(フラット)。
 

さっそく、武曽健一さんに和食器の制作を依頼。
手作りの和食器だけに、制作日数がかかりますので、待つこと数ヶ月。
武曽健一さんの器が待望の納品(^―^)


武曽健一(花虎窯)さんの和食器
 

【武曽健一(花虎窯)さんの和食器】


素敵な和食器ですよね(^―^)
形も色味もflatto好みの器なんですよ。
 

依頼していた和食器ができましたとの連絡を受け、
詳しく、器へのこだわりなどを聞くために、まずは、作家・武曽健一さんへの取材。


武曽健一さんと会うアポを取った日がなんと、全国的に記録的な豪雪の日というね…(つд`)
2017年の1月14日のことでした。


豪雪の日の高速
 

【豪雪の日の高速】
 

でも、そこはちゃっかりもののワタクシたち(つд`)。
しっかりとスタッドレスタイヤに履き替えているので無問題!
豪雪の日だろうがなんだろうが、安全運転で福井に行っちゃいます。


賤ヶ岳サービルエリア
 

【賤ヶ岳SAでお昼】
 

前回の「越前陶芸まつり」の帰りに寄ったサービスエリアで、今回も食事。
なんだか、このサービスエリア好きだ(^―^)

鴨そば

 

【鴨そば】
 

寒い日には温かいものが一番おいしい(^―^)
サービスエリア・クオリティーですが、お蕎麦はやっぱりおいしい。

そしてレストランの窓から外を眺めると、どっさりと雪が積もってました。
さすが滋賀県の北部。
雪だるまがかわいかったです。


視界がなくなるほどの雪
 

【視界がなくなるほどの雪】
 

さすがに福井に近づくにつれて、雪が激しくなってきて、
長野出身で雪道運転に慣れている店主(嫁さま)に運転を交代。
大阪出身のワタクシはこんな猛吹雪、初めて見ました(^―^)


武曽健一さんの花虎窯
 

【武曽健一さんの花虎窯】
 

無事、福井にある武曽健一さんの工房「花虎窯」に到着。
工房取材のはじまりです(^―^)

武曽健一さんの器でおもてなし

 

【武曽健一さんの器でおもてなし】
 

武曽健一さんの印花シリーズのカップで、コーヒーを頂きました。
ありがとうございます(つд`)

なんでも、武曽健一さんはコーヒーがとても好きなようで、
コーヒーを飲むためのマグやカップにはとてもこだわりがあるそうです。


お茶うけの水ようかん
 

【お茶うけの水ようかん】
 

私たちのために、水ようかんまで用意してくださった、やさしい武曽健一さん(つд`)
福井の習慣で、来客の際には、冬に水ようかんを出すことが多いのだそうです。
こういった土地の習慣を体験できるのが一番うれしくて、わくわくします(^―^)


武曽健一さんの和食器を拝見
 

【武曽健一さんの和食器を拝見】
 

工房に展示されていた和食器や花器を見せてもらいながら、
制作に関する質問や、武曽健一さんご本人についてもいろいろと聞かさせていただきました。

作家さんが大切にしていることや、器へのこだわりなど、
器を販売する者として、細かく、いろいろと知っておきたいんですよね。

こういう作家さんとの談話が一番大事だなとしみじみ感じます。


花虎窯に展示されている器
 

【花虎窯に展示されている器】
 

武曽健一さんの代名詞でもある、
小花模様の押印が装飾されたカラフルな「印花シリーズの器」だけでなく、
粉引の染付の器なども制作されていたりと、幅広く作陶されています。


絞り手の中鉢
 

【絞り手の中鉢】
 

中でも店主(嫁さま)が、気になっていたのがこの「絞り手」と呼ばれる器。

安南手(あんなんで)というベトナムの焼き物の手法を基に、
武曽健一さんが独自にアレンジを加えて制作しているというこだわりの粉引の作品。
 

素焼きをする前に、針で模様を彫り、その彫った箇所に絵具で色を付ける。
そしてその上から白化粧をかけて、焼き上げるという手間のかかった染付の器なんですよ。

聞けば聞くほど、奥が深い世界ですね。

武曽健一さんのろくろ場

 

【武曽健一さんのろくろ場】
 

このろくろ場で、印花シリーズの和食器も生まれてくるんですね。
ろくろ場は、かなり整理されていて、丁寧な作業が目に浮かぶよう。


こだわりの越前の赤土
 

【こだわりの越前の赤土】
 

郷土愛から、土は地元、越前の赤土を使って作陶されています。

福井は越前焼で有名ですが、赤土が多くとれるそうで、
この地方の陶芸家さんは、赤土を使って粉引の器を作陶される方が多いのだそう。
 

武曽健一さんの白い色味の器は、赤土に白化粧を施す粉引の製法で作られています。
ちなみに白以外の色味の器は、一度、赤土の状態で下地として、白化粧をしてから、色をつけているそうです。
だから、武曽健一さんの和食器の発色がきれいなんですね(^―^)


印花の押印
 

【印花の押印】
 

武曽健一さんのオリジナルデザインの小花模様の装飾の正体がこれです(^―^)
自作の押印。
手作りだそうで、こだわりを感じますよね。


印花の食器の制作風景
 

【印花の食器の制作風景】
 

小花の押印で、ひとつずつ手作業で型押しをしていくそうです。
特にマグやカップは、いったいいくつの押印が押されるのか…
考えただけでも気が遠くなる作業ですね。
 

指にタコができるほど、印花模様を押している武曽健一さんが、
にっこりと微笑んでいたのが、印象的でした。
 

これが今日一番の「知れてよかったこと」に思います(^―^)


コーヒー好きな武曽健一さんが手掛けるマグカップはやはりオススメですね。
クオリティやデザインだけでなく、これぞ作家の気持ちがこもったマグなんですよ。
手作りの良さですよね。


こういった作品を扱えることを、すごくうれしく思います。
気づけば、取材も3時間。
ほんと、貴重なお時間を割いて頂いて。


出会いからまだ半年。
ここからがやっと武曽健一さんとのお付き合いのスタートですね(^―^)
flatto(フラット)も共に歩んでいこうと思います。


つらら
 

【つらら】
 

取材が終わった後、
外へ出てみると、つららを見つけました(^―^)

大阪育ちの僕にはつららを見る機会があまりなくて、
つららを見ると、ちょっと興奮してしまいます(笑)
ということで記録にと撮影。


以上が作家・武曽健一さんの紹介となります。
全2記事で、長文になってしまいましたが、
読んで頂いたみなさま、ありがとうございます。


随時、和食器も入荷していきますので、
ホームページもご覧になってみてくださいね(^―^)
 

 

武曽健一(花虎窯)さんの和食器ラインナップ
 

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