会社にステキな部長がいます。
彼の存在を知ったのはかれこれ半年くらい前のことです。
もちろん、既婚者です。
背が高くて、笑顔がさわやかな35歳。
6歳の息子さんがいるそうで、奥様は斜め向かいに座っている同じ会社の事務員さんです。
私は日ごろ、120%なんでもぶっちゃけてしまうことで有名です。
当然、彼がステキってことも、相当いろんな人にぶっちゃけました。
すると、気を利かせてくれた社内のおじさんが、飲みに誘ってくれました。
胸キュン。
あまりにもさわやかな笑顔でさわやかに優しいので、ときめかずにはいられませんでした。
なのに。
既婚者。
しかも結婚したのは25歳の時で、奥様は当時21歳。
見た目だけで言うならば、奥様、別に普通です。
感じのいい人ですが、特別美人というわけではありません。
がっかり。
いや、別にがっかりする必要はないんだけど。
話を聞くと、結婚当時、奥様は社内でモテモテだったそうです。
そんな彼女を射止めたのがさわやか部長です。
やっぱり男は狩人なんですね。
いや、きっと彼女はすばらしい人なんだと思います。
でもきっと、その「モテモテ」の状況が彼を後押しした要因の一つであることは間違いありません。
飲み会の席で、酒の力もお借りして、思わず聞きました。
「365日一緒にいて、息詰まりませんか・・・?」
「365日×24時間だからね!ははははは!」
・・・
回答もさわやか。
「でもどうしてそんなに早く結婚しちゃったんですか!もったいない!!もうちょっと早く出会えてれば!!」
「でも僕が結婚した時、○○さん15歳?ははははは!」
・・・
とことんさわやか。
15歳なんてただのおこちゃま。
たとえ彼にその時出会っていたとしても、きっと彼のことは射止められなかったでしょう。
15歳の私には、当時25歳の彼のよさも分からなかっただろうし、当時25歳の彼にとっても、相当のロリコンでもない限り、圏外だったんでしょう。
100歩譲って私が25歳、彼も25歳だったとしても、きっと今ほどときめかなかったと思います。
なぜなら、私に響く彼の良さは、結婚していて、子供もいて、しかも奥様は社内の人、という今の彼だからです。
運命とは皮肉なもんです。
出会うタイミング、年齢、状況・・・その他もろもろ。
「好き!!」って思える人に出会えるっていうのは、本当にすばらしいことですね。
相手にも同じように思ってもらえるとすれば、それは奇跡ですね。
まさにミラクル。
年内で退職する私。
つまり、さわやかイケメン部長とも、そろそろお別れです。
運命とは皮肉なもんです。