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記憶が曖昧なとき自信がなくなる。
自信のなさは単に記憶の問題が原因のときも。
今回は――記憶由来の自信について
過去に覚えた内容と自信の関係について書いていきます。
人間の記憶には限界があります。悲しいかな😢、記憶は時の経過と共に曖昧になったり、忘れてしまうもの。
―→ ”記憶が心”、と言っていいほど深く結びついているのに。
心は、記憶とイメージを滋養にして生きている。
(村上春樹『不死鳥の騎士団』)
心についてのベルグソンの見解。記憶について語っている。
アンリ・ベルグソン;19~20世紀のフランスの哲学者
記憶と心と自信の結びつきについて。
我々は常に曖昧な記憶と向き合っている状態にあります。
「数字が200だったか300だったか…」
「その発言をした人は…20世紀初頭の○○人だったけど…名前が思い出せない…」
「う~ん、どっちだっけ…なんだっけ…」
そんなふうに思っている自分には自信を持ちにくい。
「あ~もう、思い出せない!肝心なときに私ってダメだな~」
→こんなふうに思ってしまう…
ほとんどの人にとって記憶力とは当てにならないもの。
脳内の情報の出し入れは自在に操れない…
・具体的なものに確証が得られなくなると話す内容に説得力を持てなくなったり。
・せっかくいい話があるのに話の旨味を台無しにしてしまいかねない。
というような仕事の出来や人物評価に結び付く結果に影響を与えかねません。
頼りない記憶に導かれる話を当てにすることはできません。
・ど忘れは誰にでもあるし結構怖い。
・声をかけられて誰だったか思い出せず、気まずい思いをした。
・他人から見たその人物の印象にもつながる。
他人から見た人物像など所詮「あの人~~ぽい…」ぐらいの思い込み・決めつけで構築されているのでは?
記憶がしっかりしていれば、しっかりした人のように思われやすい。
ただの他人から見た印象の話です。
己の頼りなさに直面している状態と言えそう。
何にしても記憶の曖昧さへの不安は皆が抱えています。
◇対策
まぁ、そういう自信のなさもあるんじゃないか?と思うのですが…
もし対策としてやることがあるとしたら、面倒臭がらず、メモ書きをし見直し、覚え直すことになります。周期的にマメにこれを繰り返す。
これによって頼りなさ(少なくともイメージ)を解決できれば、解決策に悩む必要もない。記憶のメンテナンスをしてやればよい。
面倒臭がらなければ、頼りなさを解決できるなんて。厄介な”自信”の対処法として単純明快でいいと思います。(だらだら書いてきましたが、最初からこのことを書きたかっただけでした)
そうすることで、記憶が定着し、(同時に)自信も定着できるのイメージを持てる。
(→好きなことは忘れないとよく言いますがこういう作業を知らないうちに行っているのかも)
☆ 過去の記憶のケアが自信のケアにつながる。
↑こんなふうに考えてみればおもしろいかも。
(つづく)