人が生きがいを感じる人生観をつくる休日について考える。
〇 労働含む時間とお金の関係から休日を考えてみた
マンガ『カイジ』より引用
好む好まざるにかかわらず、人は金を得るために、その時間、人生の多くを使っている。いいか言わば自分の存在、命を削っている。存在そのものを「金」に変えているんだ。
by 利根川幸雄 『カイジ』
利根川とは、マンガ『カイジ』に出てくる闇金組織「帝愛グループ」の重役
利根川が言うように、働く時間の提供と賃金には切っても切れない相互関係があります。表裏一体と言っても過言ではない。つまり寿命の大部分を使い稼いだ賃金はあなたの命そのもの…
金は命の代名詞である。
こんなことが言えなくもありません。
存在も絡めた関係…
利根川に言わせれば、
金を粗末にする行為は命を粗末にすることを意味します。
彼は金を過小評価するものを嫌う…
引用した台詞は、(作中)命がけのゲームに参加させるための利根川の詭弁ですが、真理を見いだせもし無下に扱えません。
このことはお金が思った以上に存在(命)と関わっていることを教えてくれます。
(苦労して稼いだことがある人ほど肯ける内容ではないだろうか…)
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また、我々は命と引き換え得たお金を払い、他人が命と引き換え提供した商品やサービスとを交換しています。(寿命=時間)
換言すれば、これはお金という代用品を使った命の交換行為です。
奉仕する側になったり享受する側になったりとお互い様になっています。
市場システム全体でこれがなされているため
遠くで生産された多種多様な商品やサービスを個人が引き換えることができます。(地域性・世界性あるものまで)
当たりまえの市場原理ですが、
世の中と自分とのかかわりはそうなっている、というメタ認知(の話)です。
この交換の継続をうまくできれば、現状レベルでの生活はまずまず。
賢くやれている。
もちろん、人それぞれのものの価値評価は異なるので、自分がもっとも幸福を感じるやりとりが理想となるでしょう。
(初歩的なものとして)
・お小遣いのうち何割程を好きなものに充てられているか
・必要でないものまで購入していないか
・どうでもいいものを消費して本当に必要なもの・欲しい物を手に入れられない状態に陥ってはいないか。
・短絡的な衝動に負け、長期的な投資・投機をできずにしていないか。
お金とサービス時間の交換は心の状態をつくる
とは言うものの…
わたしも普段しているお金と時間の交換を有意義にできているとは言えず…
反省するばかりです…
お金と時間を自由に使える最大チャンスが休日ですので、
「休日、どうやって過ごそうかな~」という問いが大切になってきます。
(つづく)