英国のエリザベス女王が亡くなられた。(2022年9月9日)
BBCやThe Economistでの特集を観ていたけれど、
尊敬に値する女王陛下だったことがわかる。
女王は女王の役割を担い果たす。
みたいなことをおっしゃられていて感銘を受けた。
こういうところからイギリスの国家観や社会観がわかるのではないだろうか。
たまたま英国ロイヤルファミリーに生まれ、女王という役割を担うことになった(という意識)。
女王や王は社会の役割の一つにすぎない。
皆、社会の中の役割を持ち、国を形成している。
それらの一つでも欠ければ日常がままならなくなってしまう。
そのため自分は献身的に女王業を全うした。
そういうふうに受け取ったのだけれど。
コモンウェルス(イギリス連邦;イギリス所縁の国々)だけでなく、世界中から愛された理由はそういうところからじゃないかと思う。
どんな職業にも貴賤はない。
ただその仕事をやり遂げる、という考えは好き。
女王は、「もし女王以外の職に就くとしたら何でしょうか?」
と問われ、「トラック運転手ですね」と答えたことがあるそうです。
(おわり)