①からのつづき
自然と応感しあうレベルが違うというか。科学知識の差により、昔の人と現代を生きる人とでは、信じているものとの感応の仕方と幅が違うのではないかと…
それは、…
昔の人は、世界を構成する最小単位が、五感で感じ取れる水・火・土・空の四大元素だと信じていた。
現代人は、世界を構成する最小単位が、五感では感じ取れない量子力学の範疇にあるものと理解している。
ということに要約されます。
それは、昔の人と今の人との万物照応の仕方の違いとは言えないだろうか。
宇宙の根源(エレメント)を、
視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚を通して
プラスに開放できないことが、
現代人の哀しみ…
電子顕微鏡の世界である原子の類では、
根源と信じるものとの一体感をはかれない、という疎外感があります。
個人的にはですが、どうしてもアカデミックな世界を連想してしまいます。
肌に直接訴える自然がそのまま宇宙の根源(エレメント)であれば、カタルシスの総量は、現在とは比べものにならないものになるのではないだろうか。
心の平穏にとってどちらがよいのかはよくわかりません。