詩（近未来監視社会詩）

コップのなかの水にも時間は流れていて

透明の虚構が共演しここでも感情をためている

２０４５年４月１７日現在

世間はどこも同じようにしている

不在を示す存在

虚構とはそういうものだろうか―――

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監視カメラはまわっている

その虚構に映った現実はまだ比喩をもつか

お互い観察ばかりがある社会で