海に潜ることを趣味としている私たち魚突き師は「潜ることが単純に楽しい」というよりも「海からの恵みがあるから楽しい」と思っているわけじゃないですか。
でも、同じように海に潜っているフリーダイバーは「自然からの恵みがなくても潜るだけで楽しい」と本気で言っているわけですよね。
そして彼らはものすごく「自然を大切に」というメッセージを発します。
それに比べて自然からの恩恵に"依存しまくっている"私たち魚突き師の方が、そういった事を言わない傾向があるのが妙なところなんですね。
今世の中が「SDGs」とか「サスティナブル」みたいな事を言い出したのは、今までは「自然の利用コスト」がゼロで、何度でも幾らでも恩恵に授かれると思っていたことが「実は間違っていた」と、世の中の人たちが気付いちゃったということなんですね。
もし自然から何かを得ようとするのならば、これからは「使用料」を払うのが当然になるということです。
では、海からの恵みを持って帰っているだけの私たち魚突き師が「自然に対して何ができるのか」と考えてみると、「魚の稚魚を放流する」とか「そういった活動している機関にお金を払う」 とか、なかなかそれをやるとなると結構難しいんですね。
そうなると、私達が今できる事と言えば「自然に配慮すること」、要するに「汚さない」とか「捕り過ぎない」ということなんです。
これまでも当然やってこなければならなかった事ですが、これからはもっと「当たり前のこと」になってくると思うんです。
私は、魚突き師は「足るを知る」を意識することを言い続けていますが、それにプラスして「自然に配慮する」ということを言っていきたいと思います。
そこで不便な僻地のような場所によく行く「魚突き師あるある」で、用を足す時に「ティッシュペーパー」を使っている人が多く、環境に悪影響を与えている場面をよく見掛けます。
ティシュペーパーよりも、水に溶ける「トイレットペーパー」を使った方が環境に優しいんですね。
長々と立派なことを書いてきましたが、私が今思い着く「環境への配慮」が「野○ソ」の事しか思いつかなかったということなんです(笑)
仲間と一緒に魚突きに行った時でも「あれ?居ないな?」と思ったら車に積んであるティッシュの箱ごとなくなっていて、「野グソに行ったんだな」と気付いて、環境に帰らないティッシュペーパーが彼のウ○コとともに自然に放置されることに心を痛めていたんですね。
なので今は、車の中にこれを置くようにしました。
トイレットペーパーの芯をくりぬいて内側から使うケースです。
これを車の中に常備してからは、仲間も迷わずこちらを持って行ってくれるようになりました。
これだけでも環境に対して配慮しているんだなと思うことができるので、魚突き師の皆さんに勧めているところです。
これからの世の中は「自然から無料で持って帰るだけではダメ」という風潮がさらに強まってくると思います。
なので、自分達は自然のことを「いつも配慮してますよ」という意味で、せめて「汚さない」という事をやっていく必要があるのではないでしょうか。
(実はただの「野○ソネタ」でしたが(笑))
普通の人に比べて、自然でのドロップ回数が明らかに多いと思われる魚突き師への、私からのメッセージでした。
