後追いではなくシンプルに。 | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

ある時、近所のドラッグストアで買い物をしていると、妻が知り合いの店員と長話を始めたので、私は暇潰しをするべく店内の商品を見て歩いていました。

 

そうすると、サプリメントコーナーに「摂り過ぎた体脂肪を除去する飲み薬」 が目に飛び込んできました。

 

最近、こういった類のものが多いですよね。

 

これを見て私は「こんなもの飲まなくても、そもそも脂肪を摂り過ぎなければいいんじゃね?」と思いました。

 

食欲を抑えるのは難しいことですが、問題を「後追い」で解決するのは、やはりアプローチとして間違っていると思うんですね。

 

 

これと同じで魚突きの道具で言うと、抵抗になるものを取り付けて飛びが悪くなったからと、太くて強いゴムを使わなければならなくなった、みたいな感じです。

 

ラインは太くないと大物に切られてしまうからと100号ラインを2本取り付けたり、レストタブが外れてはいけないからとゴツい金具を取り付けたり、強度を強くしたいからとカーボンホースを巻いてやたらと重くなってしまったり・・・

 

結果的に、それを補って勢いよく飛ばそうと思うと18mmぐらいの太いゴムが必要になったりしてしまうんですね。

 

18mmぐらいのゴムをホールドしようと思うと、とても強い握力が必要で、それこそ「魚が寄ってきてるのに腕プルプル」になってしまって逃げられてしまったりします。

 

それよりも無駄なものを極力なくして、13mmとか14.5mmの適度なゴムの方がそこまで握力を使わずともバランス良く魚突きが出来るんですね。

 

 

他にも、色々な装備品をベルトに取り付けたり、ウエイトベストを着て、それらが抵抗になるからといって「この抵抗を補うために推進力のあるロングフィンが必要だ」みたいになったりするのも、それもやはり後追いのアプローチだと思います。

 

やはり物事はシンプルに考えた方が、より早く解決策にたどり着けるんですね。

 

 

思い着いたアイデアを後付けで足していくと最終的にはゴミゴミとしたものが出来上がってしまうものですが、そこは今一度、車がフルモデルチェンジするかのように、全てを白紙にしてからシンプルに考え直した方がいいと思います。

 

 

「物事はシンプルに」

 

 

ドラッグストアは着想の宝庫でしたね(笑)

 

魚突き師がドラッグストアを徘徊して思い着いたことでした。