「じゃあ、どうすればいいの???」 | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

以前、「行政に対して魚突きの問い合わせが増えた影響でグレーの部分が少なくなってきている」と書きました。

 

 

↓↓↓過去記事↓↓↓

「学校教育の弊害」と魚突き 

 

 

 

 

この中で私は「問い合わせが増えると自分達の活動の幅を狭めるから、やらない方がいい」と書いたのですが、これに対して恐らく色々な意見、反応があるのではないかと思っていました。

 

 

これって凄く難しい問題で、今これを主張すると自分が少数派になるわけで、多数派と違う意見を言うと批判を浴びる可能性もあるわけですね。

 

「問題がある事に気付いているのならば魚突きの将来の為に書いておく必要があるのではないか」

 

そう思って「教育の弊害」と掛けて敢えて書いたのが、あの記事になります。

 

 

 

まず、多くの人が思っているはずです。

 

魚突きは分からない事ばかりだし、検挙されて生活を壊すのは嫌だし、それなのに「聞くな」って言うし、、、

 

「じゃあ、どうしたらいいんだ!!」

 

そうじゃないですか?

 

 

行政に直接確認すれば安心を得られるけど、多くの人が同じ行動を取ることで自分で自分の首を絞めることになってしまう。

 

でも検挙されるのは嫌だし、だけど魚突きにどんどん制限が掛かっていくのは嫌だし。

 

「あちらを立てればこちらが立たず」

 

そんな感じですよね。

 

 

でも「聞いて安心は得られるけど果実を食い潰す」のか「聞かずに果実は守れるけど不安を抱えたまま」か、そのどちらかだけなのかと言うと「聞かないけど果実も守れて安心も得られる」という方法もあるのではないでしょうか。

 

 

実際には既に行政に確認した人も居て、正解を持っている人もいるわけですね。

 

直ぐに正解にたどり着こうとしなければ「知っている人を探す」という方法もあるわけです。

 

 

自分の安心の為なら果実を食い潰すことも「仕方がない流れだ」という考えもあるかもしれませんが、やはり「遊び場が狭まっていく事は嫌だ」と思うのも普通なのではないでしょうか。

 

私としては、この問題を顕在化して問題意識を持って貰って、そして二律背反の二者択一ではなく「第三の選択」を見付けて貰いたかったんですね。

 

 

 

あと、不安を抱えてしまう原因に「条例の読み込みが足らない」というのがあります。

 

中にはまったく読んだこともなく、人からの情報だけで魚突きをしている人も居ます。

 

 

基本的には条例は「禁止事項」が書かれていて、その中から逆に「やっていいこと」を見付けていくことになります。

 

海での活動は全て条例が根拠になっていて、ここに禁止と書かれていない事が罪になることはありません。

 

今までで書かれていない事で検挙された魚突き師はいませんよね。

 

 

そして一番問題なのが「曖昧なこと」への対応です。

 

しかしこれも「曖昧な」という事はどちらとも取れるわけだし、いきなり検挙される事はないのではないでしょうか。

 

海保、警察は「見解」で話をしますよね。

 

それも条例を読み込んでおき「やってはいけないこと」をきっちりと押さえておく事で受け答えができるわけで、もし「これはダメだ」と言われても「それは条例の何処のどの部分にそれが書かれているのか」と言える知識があれば対応できるんです。

 

だから「自分達の見解で、条例にも書かれていないことを罰せようとしているのですか?」と正面切って主張する場面もあると思うんですね。

 

そこでもし「海保(警察)の見解ではNGだからやらないでくれ」と言うのであれば「条例には書かれていませんが仕方がないですね」と次からはやらないようにすればいいだけです。

 

 

私は「理論武装をすること」でも、不安を解消できて問い合わせをしないという道を作れるのではないかと思っています。

 

実際のところ、条例を読み込むことである程度は不安は解決しますよね。

 

 

現に、対応に追われる行政が明文化して条例が変わってきた事実があるわけですね。

 

これがないのなら、直ぐにでも正解を確実に聞き出した方がいいと思います。

 

しかし前提条件として、このような流れがあるわけです。

 

 

「そんな情報を誰かがまとめて発信してくれれば」という意見もあるかと思いますが、発信には責任が伴うものです。

 

誰でも責任はとりたくないから、極力そんな発信はしたくないわけですね。

 

行政にお墨付きを貰いたいのも、それを言った人の責任にしたいからです。

 

 

このブログも条例に関する具体的な内容は避けるようにしています。

 

ふわっとして書き方で分かり難い部分があるのは、それはここでの記事を根拠にされて責任を負わされるのが嫌だからで、そこはお察し下さい。

 

 

結局、誰が何処で責任を取るかになってくるので、そこはその人が決めることです。

 

私は海での行動は全て自己責任で、海以外での対応もそれに含まれていると思っています。

 

私は、直接条例から読み取り、その責任は現場で自分で負うというやり方ですが、過去の長い経験から判断している部分もあるので、全ての人にこれが向いている訳ではないのも分かっています。

 

 

まずは問題に気付いて、そして考えて欲しかった。

 

色々な意見が出るのは考えている証拠なので、この業界にとってとても良い事だと思います。

 

 

ですが、問い合わせの増加で囲いは確実に狭まっているわけですね。

 

今この段階での自分達にとって一番不利益が少ない方法を探すべきではないでしょうか。

 

様々な意見はあるかと思いますが、魚突きの明るい未来の為に各人が「ベストではなくベターな方法」を考えて頂きたいと思います。

 

 

また色々な意見をお願いしますね。