魚の「腹出し」をするときは? | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

「魚の内臓を海に捨てたら法律違反」って聞いたことありませんか?

 

魚突き師も釣り師も、海に住む地元の人達も、台所を汚したくないし生ゴミが増えて臭くなるので、普通に海で「腹出し」をやっていたりしますよね。

 

でも保安庁に注意されたり、中には検挙されたという例もネットでは見付けることができます。

 

 

これは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和45年公布)というのが根拠になっており、捨てていけない物の中の「動物の死体」に内臓が含まれていて、公共の場に置き去りにはせず廃棄物として処理するようになっているようです。

 

 

この本質を辿っていくと単純に「公共の場を汚すな」ということなんですね。

 

港などの公共や生活の場を汚す者がいるのが原因なわけで、魚の内臓を海に返す事は生態系に戻すことで、むしろ自然な流れのように感じます。

 

しかし周りの迷惑を考えない輩がいるせいで、規則だけが一人歩きし、今のような「本質はどこへ」といった世の中になってしまっているんですね。

 

 

実際のところ、磯で腹出しをして投げた内臓は海に落ちる前にはトンビがほぼ確実にキャッチして持って行ってしまいます。

 

これって、海に捨てるというよりは「野鳥への餌やり」をやっていることになるのでしょうか。

 

これも「動物愛護法」で定義されていて、餌をやる事は問題ないが、糞や毛などで公共の場が汚れる場合には都道府県知事は必要な指導、勧告、命令をすることができるそうです。

 

 

結局、周囲の迷惑考えずに「公共の場を汚す」のが問題であって、周りの人に迷惑をかけないのが何事にも通ずる本質なわけなんですね。

 

 

しかし、周りに迷惑をかけなくても保安庁が「違反ですよ」と言って回っている以上はやってはダメなわけで、ネットでの発信には気を付けた方がいいわけです。

 

「海で腹出ししても内臓はもちろん持って帰っています」とね。

 

そこは上手く、いや、キッチリとやりましょうね(笑)