10年間でウエットスーツはどれだけ進化したの? | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

先日、新しいウエットスーツに買い換えたと記事を書きました。
 
12年間使っていたのですが、既製品のわりに頑丈で「確実に元は取った」と思っています。
 
 
今回、新しいウエットを買って、12年間でウエットがどれだけ進化したかを主観ですが書いておきます。
 
 
 
真ん中が今回買ったOMERの5mmブラックストーン。
 
左がポロポロになって寿命を迎えた12年物のOMER。
 
右は、夏用3.5mmのCRESSI。
 
 
 
もうモデル名は忘れましたが、12年間活躍してくれたOMERのウエット。
 
ロングジョンのせいで、上着を脱がないと用が足せない「ウ○コ問題」に悩まされていました。
 
 
12年前のラインナップにはロングジョンしかなかったんですね。
 
今のような胴までで切り捨てたようなデザインは、世界中のスピアーマンがウ○コ問題解決を訴えた結果、反映されたのではないかと思っています。
 

肩まで覆ったロングジョンの方が二重部分が多く暖かいのでしょうけど、今のタイプも胸の方までせり上がっているので、あまり大差はないような気がします。
 
腹を冷やさなければいいのかもしれませんね。
 
 
 
12年も使うと「ジャージ生地」は布とゴムが剥離してきます。
 
こうなってしまうと「スポンジ生地」と変わらないので、すぐ破れてしまうんですね。
 
私はこのタイミングが「ウエットの寿命」だと考えています。


補修しながら使い続けることも出来るのですが、「いざ海へ」って時に破れたりすると煩わしいこと極まりないですからね。
 

 
次に、明らかに良くなったと思うのが「デザイン」です。
 
確実に良くなりましたよね!!
明らかにカッコよくなりました。
 
 
一昔、なぜか統一された「それってカッコ悪くない?」と思う部分がありました。
 
それはこの「パンツ」みたいなデザイン!!
 
 
ヨーロッパでは流行っていたんですかね?
 
 
とにかく見た目が「パンツ」なんですよ。
 
せっかく迷彩柄で辺りに溶け込んでいても、そこにパンツだけが浮き上がって見えるんですね。
 
 
だから、パンツじゃないだけでムチャクチャ実用的で、しかもカッコいい!!
 
今回買い替えて一番気に入っているのは「パンツじゃないこと」かもしれません(笑)
 
 
 
末端の処理も格段によくなってます。
 
ゴムの皮膜で覆われているので、ここから破れる事はなさそうです。
 
 
顔周辺もキッチリと処理されています。
 
 
古いタイプもまつり縫いがしてあって悪くはなかったんですけど、長く使っていると糸がほつれて、最後は糸自体がなくなってしまいました。
 
 
 
ちなみにCRESSIは切りっ放しで、まつり縫いはされていませんでした。
 
破れるのはこういう部分からなんですよね。
 
 
だだ、まつり縫いは皮膚に縫い目の跡が付いてしまうので、それが気に入らない人も居たかもしれません。
 
 
 
パンツじゃなくなっただけでも進化なんですけど(笑)、ウエットも十数年前からすると格段に良くなっています。
 
ゴムも進化しているなら、ひょっとして20年くらいは使えるかも。
 
 
 
最近、夏に潜る頻度が減りCRESSIは殆ど使わなくなったので、どれだけ長持ちするかは分かりません。
 
なので今のところ、10年以上使えたし、細かい所にも気を配っているというメーカーの配慮が気に入って「次買うときもOMERかな」と思っています。
 
OMERとCRESSIしか知りませんが。
 
 
どのウエットを買おうとかと悩んでいる人に参考になれば幸いです。
 
とりあえず、パンツなデザインは時代遅れなので避けた方がいいと思いますよ(笑)