昔の魚突き師は「応用力の塊」 | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

魚突きで、今はネットショッピングで殆どの道具が手に入るようになりました。



私たちが始めた頃は道具は自分で作るしかなく、ホームセンターや東急ハンズに入り浸って色々と知恵を巡らせていたんですね。



市販されている物の組み合わせでは限界がある。


そう思ったので私の場合は「旋盤」を購入し、頭に描いた部品をそのまま削り出すことにしました。



今思うと、旋盤を手に入れるまで「本当に知恵を絞ったな」という実感があります。



私の周りにいる仲間達を見ていても、知恵を絞りながら道具を作り、様々な方法を考えながら魚を捕ってきた人達ばかりなので、例外なく応用が効くんですね。


トラブルなどがあっても、身近にある道具を使ってパパッと解決してしまう。



この「応用力」ってとても大切ですよね。




これは私の考えですが、「応用力」の長けた人ほど凄まじい獲物を捕ってきている気がします。



逆の言い方をすると、道具を自分で作れない人は「そこそこ」ですよね。


例え捕れたとしても「二番煎じ」


誰かが開拓して道筋を示した後でないと捕れてない場合が多いです。



やはり「応用力」がある方が色々な発想を持っているので、遥か先の凄い海にたどり着くのも早くなります。


つくづく魚突きはアイデアの世界だな、と思った次第です。




今、既に全ての物が出尽くしたと言われるこの世の中で、新たな発想はないと言われています。



在るのは、今ある「物」と「物」を結びつけて違う別のものを作り出す能力。



それは「応用力」なのではないかと思います。



海で危機に陥った場合にも、逃れるには応用力が必要ちなりますよね。




道具を作るために旋盤まで買った自分としては、今の何でもネットで買える状況を見て「だいぶ変わったな」と感じ、こんな記事を書いているところです。


今の人達に応用力がないと言っているわけではありませんが、そういう「新たな気づきを得る場」が失われているのだな、と少し残念な気持ちを感じています。



「大物追い求める」=「道具を開発する」



魚突きと道具作りはセットだった。あの頃が懐かしいと思いました。