昔のボクは、
「通帳残高300円」から動けなかった、
ただの“お金に縛られた人間”でした。
・レジで「残高不足です」と言われて、目の前が真っ白になったこと。
・深夜にコンビニで、ため息をつきながらカードを使って食費を補ったこと。
・「好きなことを仕事にしたい」と言いながら、数字の現実から逃げ続けていたこと。
そんな苦しくて情けなくて、
自分が嫌いでたまらなかった日々を、ボクは生きていました。
だから今日は、
あの頃のボクと同じように、
「お金の管理ができない…」
「数字が怖い…」
と感じている女性経営者のあなたに、
ボクの実体験と、
科学的な視点から見た“お金に振り回されない人生”の作り方を届けたい。
これが、ボクにとっては単なる発信じゃない。
あなたを救うための恩返しなんです。
「数字アレルギー」の正体は、“感情”と“記憶”です。
「お金のことになると、なぜか頭が止まる」
「経費や売上を見ようとすると、手が止まる」
それ、あなたがダメなんじゃない。
脳の仕組みがそうなってるだけ。
人の脳は、「過去にイヤな感情を味わった体験」と似た状況になると、
自動的にそれを避けようとします。
たとえば、
子どもの頃に「算数のテストで怒られた」経験があれば、
数字を見るたびにその記憶が無意識に引き出されて、
今のあなたの行動にブレーキをかけているかもしれません。
ボク自身も、「お金のことで責められる」経験を何度もしてきました。
だから、「数字=怒られるもの」という記憶が脳にこびりついていた。
でも、これは脳の認知システム上、仕方のない反応なんです。
「自分を責める」のではなく、仕組みとして理解することが、最初の突破口でした。
現実的に、ボクの人生が動き始めたきっかけはシンプルです。
それは――
「数字を、感情ではなく“中立なデータ”として見る練習」を始めたこと。
ある日、通帳の残高が300円しかない現実に泣きながら、
ボクはこう自分に言い聞かせたんです。
「これは、“今の状態”を表してるだけ。ボクの価値じゃない。」
そこから、毎朝通帳を見るようにしました。
売上、経費、入金予定…
全部、感情を入れずに見る。記録する。グラフにする。
これを徹底しただけで、何が起きたと思いますか?
✔︎ 無駄な支出に気づけた
✔︎ 利益を生まない活動が可視化された
✔︎ 「どこを伸ばせばいいか」が感覚じゃなく“数字”でわかるようになった
結果、3ヶ月で収支が安定し、半年後には月商7桁を超える月も出てきました。
ここで、認知科学の視点から大事なことを一つ。
人の脳は、
「抽象的な恐怖」には反応しすぎて、
「明確な数値」には冷静になる性質があります。
たとえば、
「今月、たぶん赤字かも…?」→ 怖い・不安・動けない
「今月は売上15万円、経費12万円、利益3万円」→ 落ち着いて対策を考えられる
この差、たった「数字を見たかどうか」なんです。
お金に振り回される人は、「見ないことで不安を膨らませてしまう」
お金を味方につける人は、「見て現実を認識し、冷静に対応できる」
これは才能でも性格でもなく、脳の使い方の差なんです。
お金って、無機質に見えるかもしれないけど、
それを通して届けるサービスや商品には、あなたの想いが詰まっているはず。
だからこそ、ボクは今こう考えています。
「数字を直視することは、自分のビジネスを大切にするという“愛の表現”なんだ」
お金を整えるって、
自分の人生を整えることそのものなんです。
数字は冷たいものじゃない。
数字は、あなたの努力と成長を“見える化”してくれる、最高の相棒です。
では、具体的にどうすれば「お金に振り回される人生」を終わらせられるのか?
ボクの経験と認知科学の知見から、シンプルな3ステップにまとめました。
✅ STEP1:数字に感情を乗せずに、毎日“観察”する
「売上が少ない…」「残高が不安…」と思ったら、まず深呼吸。
ただの“今”を表すデータとして眺めてみる。
→ボクは毎朝、「体重計に乗るように通帳を見る」ことから始めました。
✅ STEP2:「数字の変化」を小さく記録する
売上が1万円でも増えたらOK。
支出が3,000円減ったら、それもOK。
→変化を数値化することで、脳が「進んでいる」と認識し、行動が続きやすくなります。
✅ STEP3:「未来の数字」を小さくシミュレーションする
「3ヶ月後に月商30万いくには、今月どう動く?」
「単価1万円の商品を何人に届ける?」
→“数字の仮説”を持つだけで、脳は「その未来」をリアルに捉え、そこに向かって動き始めます。
ボクは、本当に何度も失敗してきました。
数字の怖さに押し潰されそうになった夜もあります。
でも、今ここに立って、こうしてあなたに伝えられている。
それは、あの300円の通帳と、逃げずに向き合った日があったから。
あなたにも、きっとできる。
むしろ、ボクのように「怖い」「苦手」と感じてきた人こそ、
数字を使いこなしたとき、誰よりも自由で、強く、優しい経営者になれる。
お金は敵じゃない。
数字は冷たいものじゃない。
あなたの想いを届ける“味方”なんだ。
どうか、そのことを忘れないで。
ボクは、あの頃の自分を助けるつもりで、この文章を書きました。
そして今、それを読んでくれたあなたの人生が、ここから変わっていくことを、心から願っています。