「また赤字になった…」
 

「口座を見たら、想像以上にお金が減ってた」
 

「頑張ってるのに、なぜか貯まらない。むしろ減っていく」



そんなふうに、自分のことを責めながら、
夜中にそっと通帳を開いては落ち込む日々。



「どうして私だけ、いつもお金で失敗するんだろう?」



…ボクもかつて、ずっとそう思っていました。

請求書を送るのが怖くて後回し。
 

お金のことを考えるたびに、胃がキリキリする。
 

数字を見るのがイヤで、レシートが溜まりっぱなし。



経営者として致命的だと分かっていても、どうしても改善できない。
 

そんな自分が情けなくて、みじめで、何度も心が折れかけました。



でも、何度もお金で失敗してきたボクが、

ようやく抜け出せた“本当の答え”を、今日はあなたに全力で届けたいです。



■ なぜ、私たちは「お金の習慣」を変えられないのか?
「分かってるのに、できない」
 

これこそが、お金の問題を難しくしている本質です。

ボク自身、家計簿も学んだし、経理ソフトも使っていた。
 

お金の本も読みあさった。
 

でも、どんな知識を入れても、現実はなかなか変わらなかった。



なぜなら、
行動が変わらない“根本原因”は、脳の「ゴール設定」にあるからです。



■ 脳は「自分のアイデンティティ」と一致しない行動を拒絶する
認知科学の考え方では、人は無意識のうちに
「自分にとって“ふさわしい未来”しか選べない」ようにできています。



これを、セルフイメージ(自己認識)とゴールの整合性といいます。



たとえば、あなたの中に
 

「私はお金の管理が苦手な人」
 

「私は数字に弱いタイプ」
 

「私はいつもお金で失敗してしまう」

というイメージがあるとしましょう。

すると、あなたの脳はそのイメージに沿った「お金の未来」を
無意識に“選び続ける”んです。



だから、
どれだけ表面上で「今年こそ黒字にするぞ!」と目標を立てても、
脳の深い部分では「いや、私にはムリ」という“前提”が残っている。



その結果、
✔ 数字のチェックを先延ばしにする
✔ お金のことになると急に思考停止する
✔ 「お金がないのは仕方ない」と開き直ってしまう


そんな行動パターンが、繰り返されてしまうんです。



■ 自己否定の連鎖から抜け出すには、「ゴール設定」がすべて
「なんで私はいつもお金で失敗するの?」



…その問いに対する答えは、
「脳の中で、お金にまつわるゴールが間違って設定されているから」。



もっと正確に言えば、
「お金に対して、望ましくないイメージを無意識に持ち続けているから」です。



そしてそのイメージは、多くの場合、過去の経験から来ています。

ボクもそうでした。
 

子どものころ、「お金は苦労して手に入れるもの」って教えられたし、
大人になってからも、「お金がない自分=価値がない」と感じていました。



だから、
どれだけ稼いでも、お金が残らなかったし、
逆に「お金が手元にある」ことが怖くて、無意識に使い切ってしまっていたんです。



■ 認知科学でつくる「お金が整う脳の習慣」3ステップ
ボクが抜け出せたのは、認知科学の知見を取り入れたこの3ステップを実践したからでした。



🔸Step1:「お金が整っている自分」のゴールを設定する
まず最初にやることは、
「理想の未来」を、ありありと、細部までイメージすること。

例えば――

月末になっても不安なく、口座残高を確認している自分

スムーズに請求書を出し、適切に報酬を受け取っている自分

お金の話も笑顔でできる、余裕のある経営者の自分


これを毎日、紙に書いて、声に出して読んでいました。
 

これだけで脳は、「今の自分」ではなく「未来の自分」を基準に行動し始めるようになります。



🔸Step2:お金の「失敗」を、価値ある学びに書き換える
「赤字になった」

「税理士さんに怒られた」

――そんな過去の失敗も、
視点を変えれば、“成長の証拠”なんです。

認知科学では「再定義」と呼ばれます。



たとえば、
✔ 赤字だった → 無理な価格設定に気づけた
✔ 売上ゼロ → 本当に届けたい人に届いていないと分かった
✔ 税務処理でトラブル → 外注すべきタイミングだった


このように、“ただのミス”を“次の一手へのヒント”に変えていくこと。
 

それが、未来の成功を育てる力になります。



🔸Step3:「感情」を整えるルーティンを持つ
お金の失敗って、理屈より感情がつらいんですよね。
 

恥ずかしい。
 

申し訳ない。
 

自己否定。



そんなときは、感情を整える「毎日の儀式」が必要です。



ボクがやっていたのは、

毎朝10分だけお金の未来に感謝する時間を取る

自分の強みやできたことを3つ書き出す

「うまくいっている未来の自分」から手紙を書く


これ、バカにできないです。
 

脳は、何度も繰り返された情報を「真実」だと信じるようにできているから。
 

意図的にポジティブな言葉を浴びせることで、
自然と行動や選択が変わっていきます。



■あなたの未来は、今日ここから書き換えられる
「お金が整わないのは、自分がだらしないから」
 

「また失敗した…私なんて経営者失格だ」



――そう思っていた過去のボクに、今ならこう言ってあげたい。



「大丈夫。
 あなたの脳がまだ“整っていなかった”だけ。
 でも、それは“整え方”を知れば、いつでも変えられるんだよ」

って。



そして、いまこの記事を読んでくれているあなたにも伝えたい。



お金に振り回される人生からは、抜け出せます。
 

その鍵は、脳のゴール設定を“今ここから”書き換えること。



今日、何かひとつでも行動を変えてみてください。
 

きっと未来のあなたが、今日の一歩に感謝する日が来ます。

そしてその日を、ボクは心から応援しています。