今回は、お金が苦手な女性経営者の方に向けて、
「お金の不安から抜け出すために、実際にボクが導入して救われた“仕組み”」についてお話しします。



お金のこと、数字のことって、できれば考えたくない。


でも、請求書は毎月届くし、支払いのたびにドキッとする。
 

そんな気持ち、すごくよくわかります。
 

 

 

ボクも以前は、請求書が届くのが怖かったんです。
 

開封せずに机に置いたまま、見ないふりをしていたこともありました。



・口座残高が足りるか不安

・「何にこんなに使ったんだろう?」と自分を責める

・支払いが終わるたびに疲れ果てる




そんな毎日を繰り返していると、

気持ちにも、売上にも、ブレーキがかかってしまうんですよね。



当時のボクは、売上が悪いわけではなかったんです。
 

それでも「またお金が出ていく…」という不安に支配されて、

行動がにぶっていきました。



お金が苦手な人ほど、「自分は経営に向いてないのでは…」と落ち込んでしまいます。
 

 

 

でも、ボクが断言できるのは、
“苦手”は、能力の問題ではなく、

「仕組み」の不在が生み出しているものだということです。



ボクも最初は、
「経理の知識がないとダメ」
「数字を分析できないと経営者失格」
と思い込んでいました。



でも、実際にボクが変わったのは、たったひとつ。
“仕組み”を入れただけなんです。



ボクが導入した、3つのシンプルな“仕組み”です。


①「未来の支払い」を見える化する“請求書カレンダー”
まずやったのは、請求書を“怖いモノ”から、“予定”に変えることでした。



Googleカレンダーや紙の手帳に、
「支払い予定日」と「金額」をあらかじめ入力するようにしました。



これだけで、
✅ 「知らなかった…」という突然の不安がゼロに
✅ 支払いに向けて逆算して行動できる
✅ 無駄な出費が減る

という大きな変化が起きました。



“お金の不安”は、“予測できない”から生まれる。
 

つまり、見える化=安心感だったんです。



② 使いすぎを防ぐ「経費仕分け口座」
次に導入したのが、銀行口座を2つに分ける方法です。



口座①:売上・生活費用

口座②:経費・事業用支払い用



売上が入ったら、必要な経費分だけを“事業口座”に移しておく。
 

この仕組みで、気づけば「通帳の残高=自由に使えるお金」になって、

罪悪感のないお金の管理ができるようになりました。



「何に使ってるかわからない」
 

「気づいたら残ってない」



そんな“どんぶり勘定”が、ここで終了しました。



③ “仕組み”を保つための「月1お金ミーティング」
最後に必要だったのは、月に1回、お金の“振り返り”の時間を設けることです。

カフェに行って、通帳・レシート・請求書を並べながら、



今月の収支はどうだったか?

来月に向けて、不安材料はあるか?

今月使ったお金の中で、「良かった投資」はどれか?



このような問いを、自分に投げかけるようになりました。

大事なのは、感情も含めて整理すること。
 

支払いだけを淡々と済ませるのではなく、

「納得しながら使った」感覚を取り戻すことが、ボクにとっての大きな転機でした。

 

 

この記事で一番伝えたいのは、
お金に対する不安は、「あなたが弱いから」ではないということです。



仕組みがなかっただけなんです。



むしろ、数字に苦手意識がある方こそ、
自分の気持ちを安心させてくれる“仕組み”を早く持つべきだと、

ボクは心から思っています。



経営をしていれば、波はあります。
 

売上が少ない月も、支払いが多い月も、当然ある。



でも、そんな時に頼れる「仕組み」があるだけで、
不安に潰されずに、未来に集中することができるようになります。



請求書が怖かったボクも、今では月末が来るのが怖くありません。
 

むしろ「今月もよくやったな」と、自分を労えるようになりました。



お金の管理は、苦行ではなく、
自分を大切に扱う、習慣のひとつです。



もしあなたが今、請求書を見るたびにため息をついているのなら、
どうか「仕組み」を味方にしてください。

ボクでもできたから、大丈夫です。