「私には無理」をやめた日から、すべてがうまく回り始めた。
「今度こそは」と思って買った、おしゃれな家計簿。
数ページで止まった、家計簿アプリの入力履歴。
レシートを貼るだけのノートさえ、途中で開かなくなった…。
そんな私がいました。
恥ずかしいほど、お金に無頓着で。
どんぶり勘定が当たり前。
「好きなことを仕事にしてるんだから、苦手なことは無理しなくていい」
そう自分に言い聞かせながら、本当はずっと、不安でした。
通帳の残高を直視するのが怖い。
カードの引き落とし日が近づくたび、胃がキリキリする。
決算期になると、頭の中が真っ白になる。
でも、私はある日を境に、変わったんです。
いや、「変わらざるを得なかった」んです。
何度もお金で痛い目を見て、ようやく私はわかった。
「自分に合っていない方法を、何度やっても続かない」って。
はっきり言います。
家計簿が続かないのは、あなたの意志が弱いからじゃない。
あなたがズボラだからでも、管理能力がないからでもない。
あなたに合ってない方法を、頑張ってやろうとしているから。
その事実に気づいたとき、私は泣きました。
だって、これまで何年も、自分を責め続けてきたから。
・三色ボールペンできれいに書く
・カテゴリ分けも色分けも完璧に
・日付も漏らさず、1日も欠かさず記録
こんな“理想の完璧家計簿”を求めては挫折する。
これを何年も繰り返しました。
でも、ある日ふと気づいたんです。
「これって、誰のためにやってるの？」って。
見栄でも、承認欲求でもなく、
私が本当にほしかったのは、
「お金の不安から解放されること」だった。
見た目のキレイさや完璧な記録より、
「お金の流れを把握できて、必要なときに判断ができること」の方が、
100倍大事だったんです。
私が、ようやく続けられるお金管理法を見つけるまでにやったのは、
たった3つのことでした。
✦ STEP 1：「家計簿を続けたい本当の理由」を言語化する
「なんとなく」「周りがやってるから」では続きません。
まず、自分に問いかけてください。
なぜ私は家計簿をつけたいの？
お金の管理をできるようになって、どんな気持ちになりたい？
逆に、今どんな不安を抱えてる？
私の場合、答えはこうでした。
→「月末にカード明細を見るのが怖い。この不安から自由になりたい」
→「経営者として、お金のことを自信を持って語れるようになりたい」
「安心して毎日を過ごしたい」、「家族を守れる力をつけたい」
…どんな理由でもOKです。
あなたが心から望んでいる感情に、正直になること。
それがすべての出発点です。
✦ STEP 2：「完璧主義」をやめて、「見える化の本質」だけ残す
ここ、超大事。
家計簿の目的は「美しく記録すること」じゃない。
お金の流れを“ざっくりでもいいから把握する”こと。
・項目は「固定費」「変動費」「臨時支出」だけでOK
・アプリでも紙でも、使いやすい方でOK
・週1でざっくり振り返るだけでもOK
完璧にやろうとすると、絶対に続かない。
「8割わかればOK」の精神が、実は一番続くコツです。
✦ STEP 3：「数字を見る」＝「自分を知る時間」にする
数字は冷たく見えるけど、実はめちゃくちゃ正直で、優しい。
「今月、ちょっと使いすぎてたな」
「この経費、実はムダだったかも」
「ちゃんと収入増えてる！私、頑張ってるじゃん」
数字と向き合うことで、自分の行動と思考のクセが見えてくる。
私が家計簿を「我慢」としてではなく
「自分の棚卸し時間」と思えるようになってから、
お金への感覚も、自己肯定感も、劇的に変わりました。
「ちゃんとしなきゃ」
「もっとしっかり管理しなきゃ」
そう思って、疲れ果てていませんか？
私もずっと、そうでした。
でもね。
やり方が合っていなかっただけ。方法を変えれば、変われるんです。
苦手なことも、怖い数字も、向き合い方さえ変えれば、
ちゃんと味方になってくれる。
むしろ、お金と仲良くなれば、人生はびっくりするほどスムーズに回り出します。
この記事は、
かつて、数字を見るだけで吐きそうになっていたという
お客様であるママさん起業家の方からの体験談を元に書きました。
もしあなたが今、この方と同じ場所にいるのなら、
心から伝えたい。
あなたは、変われます。絶対に。
お金に悩まされない人生を手に入れることは、
特別な才能じゃない。
高額な講座も、完璧な家計簿もいらない。
必要なのは、
「自分に合った方法を、信じて始めること」だけです。
さあ、一緒に始めましょう。
無理のない、あなたらしいお金の管理を。