「また今月も赤字…なんで?」
「今月もギリギリかぁ…」
レシートを片手に、ため息をつく。
銀行口座の残高をチェックすると、
「こんなに使ったっけ?」
と不思議に思う。
でも、振り返ってみると…
無駄遣いをした記憶はない。
✅ スーパーの特売でお肉を買った
✅ 半額セールで服を2枚ゲットした
✅ ドラッグストアで「まとめ買い20%オフ」に惹かれてシャンプーを2本購入
「むしろ、ちゃんと節約してるのに…」
「セールやお得情報をちゃんと活用してるのに…」
なのに、なぜかお金が貯まらない。
気づいたら毎月赤字ギリギリ。
「なんで? 私、ちゃんとやりくりしてるのに…」
そんな疑問を抱えたまま、
私はある日、根本的な原因に気づいた。
「お得なものを買ってるつもりが、実は損していた」
ある日、ふとクローゼットを開けてみた。
「服、多くない?」
去年のセールで買ったニット。
2年前に「3着まとめ買いで30%オフ」
だったカーディガン。
「お得だったから」
と飛びついた服が、
タグがついたまま奥に眠っている。
「これ、いくら分…?」
頭の中でざっと計算すると、
合計で2万円以上。
しかも、ほとんど着ていない。
「安いから」
「お得だから」
という理由だけで買ったものは、
結果的に“使っていない”から
無駄遣いになっていた。
「“お得”に隠れたワナ」
それだけじゃない。
ある日、スーパーのチラシを見ながら思った。
「牛肉が100g 98円?!安い!!」
→ でも、買ったはいいけど使い道がわからず、
冷凍庫で眠ったまま…
「パン3個で500円!お得!」
→ でも結局、消費期限が切れて捨てることに…
「シャンプーが2本で500円?これは買い!」
→ でも、使ってみたら髪に合わなくてお蔵入り…
“お得”に飛びついた結果、無駄になっていた。
安く買えた満足感は一瞬。
でも、実際には“使わない”ものに
お金を払っていることに気づいた。
「お得なものを買う=節約」ではない
「お得=節約になる」
そう思っていたのは、
完全な勘違いだった。
✅ お得に買っても、使わなかったら“無駄”
✅ 安く買っても、必要じゃなかったら“損”
✅ 「特売だから」「限定だから」と買っても、実際に使わなければ“浪費”
結果、
「お得」=「節約」ではなく「無駄遣い」 になっていた。
「お得沼」から抜け出した3つのルール
じゃあ、どうすればいいのか?
私は「お得沼」から抜け出すために、
たった3つのルールを決めた。
①「必要だから買う」のか「安いから買う」のかを考える
買い物をするとき、必ず自分に問いかける。
👉「これ、セールじゃなくても買う?」
👉「これ、必要?」
👉「これ、今すぐ使う?」
「お得だから」じゃなく「必要だから」買う。
これを徹底しただけで、
無駄な出費がガクッと減った。
② まとめ買い禁止(特に食品・日用品)
「3つで500円!」「5個まとめ買いで30%オフ」
→ でも、使い切れなかったら意味がない。
まとめ買いは必要最小限にして、
「消費できる量」 だけを買う。
例えば…
✔️ パン → 2つまで
✔️ 肉 → 週に使う分だけ
✔️ シャンプー → 1本使い切ってから購入
「ストックしておけば安心」は
「使わなければ浪費」に変わると知った。
③「予算を決める」
特売やセールで無駄遣いしないために、
「使える金額」を最初に決めておく。
✅ 食費 → 1週間で〇〇円まで
✅ 日用品 → 1ヶ月で〇〇円まで
✅ 衣類 → シーズンで〇〇円まで
「予算内で買えるなら買う」
「予算オーバーなら、たとえお得でも買わない」
このルールを守ることで、
「安いから買っちゃおう!」
という衝動を抑えることができた。
「“安く買う”より“必要なものを買う”が大事」
節約って、
「安く買うこと」 じゃない。
「必要なものを必要な分だけ買うこと」
だった。
- 安くても、使わなかったら無駄
- お得でも、必要じゃなかったら損
- 値引きでも、満足しなければ浪費
だからこそ、
「お得に買う」
ことに振り回されず、
「必要だから買う」
というシンプルなルールが大事。
「お得なもの=無駄遣い」にしないために
✔️ 「セール品だから」ではなく「必要だから」
✔️ 「安いから」ではなく「自分が本当に欲しいから」
✔️ 「まとめ買い」ではなく「消費できる量」
「お得な買い物」が
本当に“得”になるかどうかは、
「自分がそれを本当に必要としているかどうか」
にかかっている。
「お得に振り回されない、賢いお金の使い方を」
「これ、お得だから買わなきゃ!」
――そう思ったときこそ、
一度立ち止まって考えてみる。
「本当に必要?」
「セールじゃなくても買う?」
「買った後、ちゃんと使う?」
その答えが「NO」なら、
たとえお得でも、
あなたにとっては“損”かもしれない。
「お得なはずなのにお金が貯まらない…」
そんな状況から抜け出すカギは、
「買う理由を明確にすること」 にある。
「お得なものを買っているのに、お金が貯まらない」
――そんな状況を変えるために、
今日から“お得沼”から抜け出そう。