当時のあの事件。

山口氏との事件については、妻子持ちの男がいくら法律に違反はしていないと主張したって、別の女性と寝るなどありえないと思うし、ここで判決についてはとやかく言わない。

 

今週どっかの漫画家を提訴するというニュースを聞いて、ああ昔山口とかいうジャーナリストの事件もあったなぁと思って、それから今まで伊藤氏はどのような活動をしていたのだろうかと思ってyoutubeを見てみた。

 

カルバンクラインのCM出たり、集会にでたり、映像作品撮ったり色々やってたんですね。

 

そこで気になったのが以下の番組。

 

Shiori Ito broke Japan's silence on rape: – The outcome was brutal | SVT/NRK/Skavlan

(設定で日本語字幕つけられます)

 

正直これはよくない。と思った。

 

疑念があるのですが、まず一つ目。

伊藤氏の主張によれば、日本における人口10万人あたりの年間の強姦被害者数は1件で、これは被害者の4パーセントしか被害を届けないから数字が低まっているとのこと。

つまり、この主張に基づけば、「1人/10万人」ではなく本当は「25人/10万人」ということですね。

※これでもスウェーデンの60人/10万人、英国の40人/10万人よりは少ないのだけれど。

日本全国に均等に事件が分布していると仮定した場合、東京23区の人口が1000万人とすると、年間2500人の被害者がいるということになる。

東京23区では月換算で約208人が強姦の被害に遭っているという計算。どの区も人口が同じとして、1区あたり月9人も強姦に遭っている。

うちの区そんなに危ないかなぁという印象。(感想です。)

 

2つ目。

旧窃盗罪と旧強姦罪についてのお話。

伊藤氏の主張によれば、両旧法では、窃盗は懲役5年(厳密にいえば旧法では4年以下の懲役)、強姦罪は最低3年なので、強姦罪の刑の規定は110年前にできていることから、110年前は女性よりモノの方が価値があると思われていたとのこと。

 

解釈変じゃないかな...。

 

強姦罪は最低3年なんだから4年を上回ることだってあるはず。平均年数や量刑相場も言わないのはよくない。

窃盗は4年がリミットだけど、強姦罪は、当時の有期懲役のリミットを考えるとマックス15年なわけ(間違ってたらごめんなさい)。

 

「女性よりモノの方が価値がある」という価値観だったという解釈は偏り過ぎでは?

 

 

日本人としてしゃべるなら、ジャーナリストを名乗るなら、もっと言葉を厳密に使ってほしい。日本が未開の国と思われる。