小説紛いの物

小説紛いの物

小説投稿してます

Amebaでブログを始めよう!
一瞬、空が色反転したように黒くなった。

いや、確実にした。

「....?」

僕、柏崎 鉄也は突っ伏していた体を机から上げ
もう一度空を見た。

しかし、空はなんの変わりもなく青い空と白い雲で覆われていた。

「なんだろ...」

僕は席を立ち、誰もいない教室、放課後の教室を出ようとした。

席を立ち、数歩歩くと
車酔いのような気持ち悪さが僕を襲った。

僕は耐えきれずに、床に倒れて仰向けになった。

気持ち悪い、頭痛もする。
頭の中で何かが聞こえる。
聞き取ろうとするが、ひどい頭痛だ。
集中出来ない。

ついに僕は、頭痛の痛みで気絶してしまった。

___________________

『あちゃー...やっちゃったなぁ...』

と、【神】は呟いた

【神】はこの教室には誰もいないかと思っていた。

『遠視使って、教室に人がいないことは確認したのになぁ。なんで見つからなかったのかな...?多少力使っても探知スキル使った方が良かったかな』

『まぁいいや』

【神】は、そう呟き

教室を、この学校標準の形と内装に変えた

『 うん、これでよし。ついでにこの子巻き込んじゃったし、チートぐらいまでステータス強化してあげよ』

『このまま帰すのは面白くないしね』

【神】はそう言い、柏崎に近づき手をかざした。

『うわ、道理で見つからないわけだ...』

【神】はそう言って、手をかざすのをやめた

『ふふ、生きるのを諦めないで、頑張ってね。』

そう言い、【神】は消えた。

___________________




僕は、生まれて始めて起きてからすぐ意識が明瞭としたことにまず驚いた。

いつもの寝起きは意識がはっきりしていないのだが今回ははっきりとしている。

「...?」

あ、そうだ
気絶したんだった

「なんで急にあんな事...」

僕は頭をかしげながら立った

「早く、帰らないと...」

ん?なんか、おかしい?
内装が変わってる?教室の大きさも少しだけど違う?

「おかしい、おかしいぞここ」

そう言って、窓に目を向けるとそこにあるはずのビル群がなかった

「え?」

窓に駆け寄り、外を見た
そこは、ビル群などなく木造建築の家が数戸建っていた、高くても二階までしかなく目に見えるほとんどが畑である

「ど、どうなってるんだこれ...?」

まるで田舎のようだ、どこらへんだろうか、窓から入る空気はあまり冷たくなく、春の風のように気持ちいい。

まぁ、どこでもいいや、どうせ僕が居なくなったって誰も気になんかしない。

僕はそう思い窓から目を離し、さっきの倒れていたところを見た。

「ん?あれ、紙?」

床に折りたたまれた紙が落ちてた
そこまで歩いて拾う
そこには衝撃の事実が書かれていた

__________________
柏崎 鉄也様へ
はい、こんにちは
神様です(`・ω・´)
いやー、いきなりそんなとこにいてビックリしたでしょ
うん、僕も今ビックリしてるところ
本当はね?君がいた教室のみ異世界に転移させようとしたんだよ
でもね、何故か僕の遠視スキルで見ても居なくて君ごと転移させちゃったんだよね(^ω^ )
なんでかというと、君、影薄いでしょ(笑)
それでね、君のステータスを見てみたの
あ、君も見れるからこれ読んだら見てみてね
ステータスオープンっていえば見れるからさ
で、君のスキルに隠蔽Lv.20ってあったのよ
いやー、怖いね、神でさえ見えなくなる隠蔽スキル。お詫びとして生きるには事欠かないステータスになってるはずだよ。
あと、この世界の事について知りたかったら、この紙に対して知りたいことを念じれば僕が答えてあげるよ、答えられる範囲でね。

                                            神より
__________________

長ぇよ

教室ごと異世界転移?ってことはここって異世界なの?

田舎だと思ってたら異世界でした、って感じ ?
意味がわからない、しかも原因が影が薄いから?神に見つからないほど影が薄いって...

でも、日本に対して未練もなんにもないからこっちでくらすのも良いかも。
神様からの手紙にも生きることには事欠かないステータス ? になってるって言ってたし

「それじゃステータスオープン、あっ」

紙に書かれていた神からの手紙が消え、代わりにステータスが浮かび上がってきた
____________________

名前   柏崎 鉄也

種族   人

Lv.3
HP  999/1000
MP  ∞

スキル
【隠蔽】Lv.20(MAX5)
【観察眼】Lv.1(MAX10)
【言語学】Lv.1(MAX10)
空きスロット7/10

___________________

ふむ、自分のだけ見てもあまり強いという実感はわかないな。
RPGみたいに力とか素早さとかは出ないんだ。
でも、MPがおかしいってのはなんとなくわかる、うん。
あと隠蔽もだね、限界超えてるよ。

この隠蔽が強すぎて神様が見つけられなかったのか、確かに限界4倍だもんね、仕方ないかも。

たぶん、僕の観察眼ってのは相手のステータス見たり、物の情報を見たりするんだよね。
異世界物の小説で読んだ。

言語学って言う奴は、わかんないな。
異世界人にも日本語って通じるのかな。
あ、そのための言語学?今はわかんないや

ずっと教室にいても、仕方ないし外に出て、食べ物とか水とかがある、暮らせるところを探そう。
あと、探検もかな。せっかくの異世界だし楽しもうじゃないか。

僕は教室のドアを開け、教室の外に出てみた。
そこは学校の廊下みたいな所だった。
だけど全く人気はない。

「なんか、学校みたいだ」

まぁ、そんなことはいいや
ここは何階なんだろ、2階かな

「やっぱり2階だった、3階は無いみたいだね」

さっさと1階に行って、外に出よ

階段をくだっていくと、観音開きの扉が見えた
あそこから出れそうだね、さっさと出ちゃお

扉を軋むような音を立てながら開く。

「あ...」

金髪で青い瞳の女の子が目の前に現れた。
なんか、すごい美人さんだな。そんな感じの女の子が目の前にいた。
なんか、すごい驚いてる。
目線は...扉に向かってるね、なんでだろ。

「ーーー!!?!?ーーーー?!!」

え、なんて言ってるの?日本語じゃない?
あ、なんか視界の下辺りに出てる

【えええ!!?!?なんで勝手に開くの?!!】

「え、僕が開いたんですけど...?」

思わず口に出てしまった。

【っ!?ど、どこ!?どこにいるの!?】

え、この子僕のこと見えてない...?
....あっ、そういえば神様が僕のこと見つけられなかったって言ってた。
今がまさにそういう状況で見えてないんだ。
どうしようこれ.....

と、とりあえず宥めようかな

「あ、あのぉ」

「っ!?」

やばい凄いキョドってる。
マジでどうしようかなこれ、逃げちゃおうかな
うんそうしよう。
彼女の横を通り抜けて、道に出る。
うーん、普通の村、かな。
田んぼが広がってて、民家がポツポツとあるぐらいで、数は多くない。
うーん...とりあえず宿屋と働ける場所を探そうかな



村を散策してるうちにわかったことが何個かあった。

一つは本当に誰にも気づかれない、1回馬車とすれ違ったのだけど轢かれそうになった、死ぬかと思いましたよ、ええ。

二つ目は村にはギルドあるいはそれに似た組合的な物がある、そう推測した
何故か、と言うと村を散策している時に数名、見た目からして明らかに一般人じゃないだろうなぁ、と思える人がいたからだ
両刃直剣を持ってたり、僕の身の丈を超えるほど大き斧を持ってたり、そんな人がいたからである。

三つ目は宿屋は一つだけあった、随分とこじんまりしているところだったが、泊まる分には困らないだろう。


んで、今僕はギルド(仮)だろうと思う建物の前に来ている。