報道特集
番組公式HP(動画あり)
今回の特集は「死刑確定した宮崎勤」と「オウム真理教(現アーレフ)の”麻原回帰”」。
1つ1つについては後で述べるが、私にはどっちも「要するに現実と向き合う勇気がないからやっている事」
に思えた。
最高裁上告後、心理学者が宮崎元被告と何度も面会してきた。
「あなたは死刑になると思いますか?」と聞かれて「無罪」「何かの間違い」と現実を意識的に無視している。
自分が死刑になる事を、罪の償いとしてではなく、差し入れや面会の制限という側面でしか考えようとしていない。
「人気者(=普通の優しい人)になりたい」・・・・その本音がどこにあるかは分からないが、個人的には「(祖父以外には)機能していなかった家族」からそう見られたいと思っているように感じられた。
上告が棄却された日、今後の面会を拒む書面が届いたが、それもどこか「自分が死刑になるから」ではなく、心理学者との接触を続けていると、学者を通して社会と、そして自分が起こした事件と向き合う事になるから、それに背を向けて自分だけの幻想にひたっている方が「楽だ」から拒んだように思えた。
最近、アーレフ内に分裂が起こっているという。上祐代表を中心とした、「間違った過去を認め(もちろん甘い部分は多いが)、社会と融和する形で宗教活動を続ける」派と、「過去オウムが起こした事に憧れ、再度麻原を絶対視した団体に戻ろうとする」派の2つ。後者にはオウムがアーレフになった時の代表、村岡達子氏が中心にいるらしい。
地下鉄サリン事件をリアルに「知って」いる上祐氏をもってして、「(サリン事件のような事を起こす)危険性が高い」と言われる「麻原回帰派」。
内部から出た録音などでは、上祐氏は一応、「過去にオウムであった事は間違っていた。だから我々はそれを償いながらやっていかなくてはいけない」云々と発言している。
当時から責任あるポジションにいて、教団内外で多数の人間が命を落とした事を認めた発言ではある。
だからといって当時の彼の責任を問わない訳ではないが。どの道容認できる事ではないし。
一方、麻原を「最終解脱者」と見たがっているグループは相変わらずその「教義」にひたり、自分たちを特別視したがっている訳だが、この中にも2つのグループがあると考えていいのではないか。
1つは当時を全く知らず、麻原の説く(正確には単なるつぎはぎだが)「ハルマゲドン」「魂の救済」「新しい世界」に憧れるタイプ。今の社会に対する不満のすり替えというか。
もう1つは当時を知っているが、今さらあれは間違いでしたと認めて向き合うだけの勇気がないから、今の教団での地位にしがみつくタイプ。教団にいれば「師」とあがめられるけれど、社会に戻れば「元犯罪者集団」の「無価値な一般人」。
回帰派は「奇跡を起こす=麻原奪還」という動きを見せる気配もあるという。公安の監視は続いているが、
一抹の不安が残る。