私は貝になりたい
特番の中でダイジェスト放送されてました。
戦時中、上官の命令で捕虜を傷つけた元二等兵、彼の元に終戦後突然MPと警察が訪れ、
捕虜虐待の罪で彼を逮捕する。右腕を傷つけただけだという主張も米軍主導の東京裁判では黙殺され、
結局彼は戦犯として絞首刑になる。
最後の日の朝、彼は妻子に宛てて手紙をしたためる。「お父さんはあと二時間ほどしたら死んでいきます・・・・・・(中略)もし、どうしても生まれ変わらなければならないのなら・・私は貝になりたい。そうだ。貝がいい・・・深い海の底で岩にへばりついていれば安心だ。・・兵隊に取られることもない・・人間に苦しめられることもない・・生まれ変わらなければならないのなら・・・私は・・貝になりたい」
私はこの番組、もちろん再放送だけど何度か見ている。その度にただひたすら、やりきれないものを感じる。涙を流すのも、ただ悲しい訳じゃなく、うまく言えない涙が流れる。
事実、捕虜殺害ではないが文化の違いがあっただけで戦犯訴追されたという実話も多い。
私が知っているのは、戦時中、捕虜に「ごぼう」を食べさせた兵士の話だ。兵士にしてみればごぼうは栄養価も高いので、食糧に不自由する戦地とは言え、何か食べさせてやりたかっただけなのだが、
捕虜になった米兵には「捕虜に『木の根っこ』を食べさせた」とうつったという事で、その兵士も戦犯として裁かれた。
この話題について、私は「答え」というものを書けない。無論戦争はどんな理由であれ反対だし、こういう国同士の争いの影で犠牲になった普通の人々の名誉は回復されなければならないと思うが、
なかなか自分の中で「こうだ」と言い切れるほどの答えにならない。
だからこの記事はみんながそれぞれに考えてもらえたら、それでいいと思います。