6月16日を最後に新しい記事を書いていなかったにもかかわらず、17日以降も多くの方に訪問していただきました。ありがとうございます。16日~18日にかけて、私が他の方のブログにコメントしたために、そこからたどっていただいたのだろうと思います。 

 

 志望校の合格可能性を知る上で車の両輪である模擬試験と過去問についてどのように利用していくべきか検討中であり、今回は模擬試験についてお話しします。 

 

 私が大阪府立の高校に通っていたのは約40年前ですが、学校で予備校等の模擬試験に参加すること自体がありませんでした。現在大学院生の長男が通っていた国立(こくりつ)の高校の場合には、学校参加型の模擬試験はありましたが、参加を強制されることはありませんでした。ところが、長女が通う中高一貫校は高校に上がるとまず学年の最初にベネッセのスタディサポートとかいう試験を受けさせられるほか、年間で4~5回もの模擬試験を学校で受験することが義務付けられます。さらに、GTECやTEAPという英語の試験も年に3回ぐらい受けさせられます。 

 

 生徒の側にも志望校を決めるために自分の実力を知る必要はありますが、東大のような難関大学を目指す人にとっては、高1や高2の段階で強制的に受けさせられる、その学年の進研模試、河合塾全統模試、駿台全国模試などを受験することによって、合格可能性を測ることはできません。第一に進研模試だと全国偏差値80台の争いになったりして、上位勢同士では適切な比較はできません、次に、よりレベルが高いとされる全統模試や駿台全国模試であっても、高2までは数学や理科の出題範囲が限定されています。これでは、ほぼ全員が数学を先取り学習をし、理科も勉強を進めている者が多い実情にそぐいません。高1や高2の段階で一番良い合格可能性の測定方法は、共通テスト同日体験と2次同日体験であり、次善が受験学年用の冠模試を受験することだと思います。

 3年生になったら範囲制限もかなり緩くなりますが、強制的な模擬試験の意味がないことには変わりがありません。志望校が決まってしまった生徒にとっては、極端なことを言えば、入試実施日にその大学の問題(国公立などの場合はさらに共通テスト)さえ解ければよいのであって、通常の模擬試験を受験するぐらいなら、過去問を1年分時間を計って解いた方がずっと意味があると思います。 

 

 長女の学校では、いわゆる実力テストは実施されないので、おそらくは、実力テストの代わりに模擬試験を使って、先生の問題作成や採点の手間をなくそうという目的があるのだと思いますが、翻って考えると、そもそも学校が実力を把握する意味は、後輩の進路指導のためにデータが欲しいということでしかないと思います。 

 長女の学年も先輩方のデータが活用されて進路指導を受けるのですから、模擬試験については我慢するしかないのでしょう。ただ、外部試験で使える大学を受験するか否かにかかわらず、GTECやTEAPを受験させて1日をつぶす目的はどこにあるのでしょうかね。 本当に腹立たしいです。