現在大学院に通う長男は、数学があまり得意ではありませんでしたが、理系の王道ともいえる物理と化学で大学を受験した、いわゆる物化選択でした。化学の方が得意であり、東大の2次試験では物理30点台、化学40点台で、合計約80点だったと記憶しています。
しかし、数学がより不得意な長女は、物理に不安を持っていたため、高1時は化学と生物の選択を考えていたようでした。しかし、私が物理・化学での受験を勧め、長女は、現在物化選択を前提に勉強しています。
私が物理・化学での受験を勧めた理由は以下のとおりです。
1 物理・化学であれば受験できる大学、学部が一番多い
2 化学と生物は、いずれも暗記すべき事項が多く、早めに受験勉強を始めても、受験まで記憶を保持する負担が大きいのに対し、物理は一度理解できれば、そのような負担は大きくない。そのため、先に物理を一通り終わらせ、その後に化学を勉強するという合理的な流れで準備することができる
3 東大特有の問題かもしれないが、2次試験で解答に必要な時間を比較すると
生物 > 化学 > 物理
であることが多いので、生物と化学だと試験時間的に厳しい
4 物理は勉強方針によって難しい科目にも簡単な科目にもなり、点を稼がなくてよい科目としてはコスパは悪くない。私は文系であり、学校の授業以外に物理を勉強したことはありませんでした(参考書さえ持っていませんでした)が、当時の共通一次テストでは、正負の符号を間違えて1問落としただけでした。高校レベルの物理では一般的事象を取り扱うことはできず、全て簡易なモデルに変換された上で出題されており、少なくとも国公立大学の入試物理の問題は微積分を使わなくて解けるように出題されています。そのため、たいして多くもない公式を覚えていれば、その簡易化されたモデルの設定を理解して、使える公式を探すだけで解くことができるはずです。なんなら、設定さえ理解できなくても、公式を使う条件が問題文にあるかどうか探すだけで、かなりの問題は解くことができると思っています。言い方を換えれば、理解していなくとも、受験においては正解に辿り着くことができるめずらしい科目です。