父を2020年に、母を昨年亡くしているので、一人っ子の私は寂しいなぁ、と思うこともあるのですが、親族はいます。
父の兄夫婦、弟夫婦、妹がいて、亡き母が良い関係を構築してくれていたので、父の妹(叔母)や、兄の奥さん(伯母)からは結構お電話を頂戴します。
こちらも折々にハガキを書いたりしているのですが、父の教え子のOBの方達や、親族と連絡が取れるのはとても嬉しいことですし、父も母も人の縁を大事にしてきたのだと感じられます。
その伯母からご機嫌伺いのお電話を貰いました。
伯母は確か82歳、伯父は87歳の筈です。昨年の母の葬儀にも来て頂いたのですが、まだまだお元気で(持病はあるけれど)良かったです。
さて、伯母の用件は、というと。
近所の方が亡くなって、お焼香をしに行ったらしく、その息子さんと話していて
「ああ、○○(私)は、葬儀を2つもきちんと出して偉かったわ」
としみじみと思ったそうです(照)
「そんなことを思ってたら電話しちゃったのよ」
「ありがとうございます」
「うちなんか、息子2人でしょ?私やお父さん(伯父)が死んだらちゃんとやってくれるかどうか、心配になっちゃったのよ。○○ちゃんはお父さんの時もお母さんの時も全部仕切って大変だったでしょう?」
「いえいえ、葬儀社の方に任せた部分もありましたし、というか、伯父さまも伯母さまも、まだ先ですよ。それに○○くん(長男)がしっかりしてますもの」
「そうかしらねぇ、なんか、心配なのよ」
なんて話をしていました。
でも、伯母も持病はあるもののお薬で抑えながら過ごしているらしく、伯父も元気で過ごししているそうなので安心しました。
この伯母と、父の妹、そして亡き母は、年に二回くらいはお食事に行っていて、そのたびに母から伯母たちの話を聞いて笑ったものです。
叔母に関しては、要介護4の病気を抱えながらも、母の葬儀に参列してくれて、元気そうでびっくりしました(数年前に危篤状態になった)
私のダンナの手をしっかりと握って
「もう○○(私)は両親ともいないから、よろしくね」
と言ってくれたことは忘れられないです。
父も母も彼岸に旅立ったけれど、こうして気にかけてくれる親族がいるのは心強いモノです。
人と人とのつながりは、親族でなくても「縁を大事にしなさい」と父からずーっと言われてきました。
私もアラフィフですからこれから新しい人間関係がいっぱい広がるとは思わないけれど、出会った人は大切にしていこう、と改めて思いました。