12/19に入院

12/20の午前9:00に手術

12/21の朝を迎えます。

 

さて、10:00になり、採血、バイタルチェックをして、体を起こします。ベッドを70度くらいにして、自力でベッドに座らなければならないのですが、これが難しい。2人の看護師さんに励まされながら、「いだだだだ!!」激痛です、そらな、切ったんだから当たり前ですが、世の中の経産婦の方々をホント、尊敬します(きっと陣痛はこんなもんじゃないでしょう)

ようやっとベッドに座ると・・・

 

うわぁぁぁ。世界が回る、暗い!貧血ってこんな感じなんだろうか?

 

落ち着いた所で、体を拭いてくださったり、水分を採ったり、フットポンプを外して、導尿管を外し(妙な感覚だった)

点滴のゴロゴロに捕まりながら、すぐ目の前のトイレまで歩かされた。

お昼までは点滴を入れておくそうなのですが、痛み止めと胃薬と、マグミット(お通じが出るように)を処方されました。

 

ここで、若手の看護師さんの院内電話(?)が鳴り、ベテランさんが「どうしたの?」

「○○号室で○○」

のようなことを言って、いったんベテラン看護師さんが「ちょっと待っていてくださいね」と席を外しましたが、若手看護師さんが「あれ?・・・あの、私、今、○○号室って言いました?」

患者に振るな、患者に(大笑)

「はい、おっしゃってましたよ」

「あぁぁぁぁ!!すみません、ちょっと、すぐに戻ってきます!!」

 

一人ぽつんと残された私。きっと番号を間違えたのでしょう。

 

その後は「とにかく痛くても、痛み止めを飲んででも、動いてください」

と鬼のようなお言葉を賜りました。

まぁ、確かに、臓器をひとつ切除しているのですから、他の臓器が移動してくるわけです。動かないと癒着しちゃったら大変です。

しかし、ベッドに座る、起きる、だけで、悶絶するほど痛い。

 

そういえば、体温、尿量、ご飯の量をプリントにメモることを義務づけられています。点滴のルートを採るときに両利きの私は悩んだのですが、文字は右手なので左手にしておいて良かった・・・かも?しかし、文字とご飯以外は左手なのでついつい左手でスマホをいじってしまう。はよ、点滴が取れないかな、と願ったりします。

 

今日のお水の摂取の目標は1.5リットル。

実際にT字帯からおパンツに履き替えたのですが、きつい!妊婦さん用おパンツなのに、苦しくて大変でした。

その間に麻酔科医の先生がいらして、昨日の聞き取りをしていきました。

点滴が終わったのでナースコール。だって、血が逆流してて(別に不具合ではない)見てて怖かったんだもの(笑い)

 

12:45にお昼ご飯でしたが、5分粥とおかずもろもろ・・・

私はここで、後悔しました。

 

何故、ふりかけをもってこなかったのだろう!!(笑)

ふりかけとか、塩昆布とか、梅干しとかさ。食欲はあんまりないです。動かなければ痛みはないのですが、動かないと始まらない。

でも頑張って副食は8割食べました。おかゆは・・・殆ど食べられなく(;´Д`)

術後翌日ともなると、見回りも殆ど来ません。たぶん、昼勤と夜勤の入れ替えの時は必ず来て、そうじゃない時に薬の空き袋を回収しに来るくらいです。15:00頃、へっぴり腰になりながら自販機まで行き、水分を調達。

この時の私の備忘録ノートには「痛さは無限じゃない、頑張れ!!」と書いてあります。自分を鼓舞していたんでしょう(ひとごと笑)

この時、看護師さんが頻繁に聞いたのが「お通じがあったら知らせてくださいね」

なのですが、その前にガスが出ない。

12/21の夜も、一応痛み止めを飲んで横になりましたが、ゲームをする元気はなく、スマホを耳の横に立ててワンピースを見てました(笑)

 

12/22、術後2日目は、痛みも軽減して、ガスも出て(しかしお通じはない)

「お通じ、出ました?」

ってあんまり何回も聞かれるものだから、もともと便秘と無縁なので却って気になってしまい、出る物もでないっていうね。

術後から37.0度くらいの微熱がありますが、これは普通だそうです。そりゃ、内臓の中は白血球さんとか、いろいろ働いてくれているのでしょう。

夜までにお通じが出なければ、マグミットを2錠飲んで様子を見てください、とのこと。

この日の朝は、ロールパン2個と副食。

いや、私は体が大きい方なので食も多い方なんですが、術後の患者がこんなに食べられるものなのだろうか?と謎。食べないと出る物もでないのですが、普段が1日2食の生活なので、朝はきつい。

 

夕方、退院後のパンフレットを看護師さんと共に読みます。

とはいえ、12/23の検査をクリアしないと退院できませんが。

 

お通じはないものの、ガスは出ていると伝えていると、夜勤の看護師さんは

「あまり気にしなくていいですよ、退院して、2日くらい出なかったら下剤を考えてもいいかもですけれど、ガスが出ているなら腸は働いているので」

昼勤の看護師さんと夜勤の看護師さんの見解の違い、これな(笑)

 

ベッドからの起き上がりにはずいぶん慣れてきましたが、はっとしました。

自分ちはベッドではなく、お布団(;´Д`)

 

ダンナにラインしたり、友人にラインしたり、一応無事に手術が終わったことを安心させました。

ダンナは明日、9:30に迎えに来てくれる予定です。

 

※腹腔鏡では炭酸ガスでおなかを膨らませるため、筋肉痛のような症状が出ます、と聞いていたのですが、むしろベッドから降りる、戻るの筋肉痛だった気がします(笑)

それほどきつくはなくて、でも、暖かいシャワーを腰や肩に当てるととても気持ちよかったです。

腹腔鏡の傷は、お臍の所はやはり事前に言われていたとおり大きかったです(5センチくらい)他は「ほんとに切ったの?」くらい小さかった。

 

もし、これから腹腔鏡で婦人科手術を受ける方がいらしたら

「暖めると気持ちよい」

「術後の痛みは12時間後から24時間くらいまでがピーク」

「ご飯のお供のふりかけとか持って行くと食欲が出るかも?」

「パジャマ型より、浴衣型の方が良いかも(とにかくおなかがきつい、膨満感に近い」

です。